2009年の第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。 捨て子の「白」を拾ったがために、大きく狂いはじめる主人公の人生。家族は村八分に遭い、主人公はクラスメイトから生々しく執拗ないじめを受ける。村を出た主人公は港町に流れ、やがて大都会・東暁(とうぎょう)を目指すことに。生き抜くために悪事に手を染め、殺伐とした東暁で地べたを這いつくばって生きる主人公が唯一気にかけていたのは、村に置いてきた白のことだった――。 という『トギオ』。 なぜか、読み終わってもスッキリしませんでした。 どこかにこのトギオということがば出てくるのでしょうか。まったくこの本のタイトルに確信が持てないまま、読み終わってしまいました。TOKIOの未来が、TOGIOなのでしょうか。大都会として登場する街、東暁は未来の東京のことなのかとは想像できますが、トギオとカタカナにしたとたん、私の中では意味不明になってしまいました。 とにかく、暴力的シーンが多いので、文章なら飛ばせますが、映像にはして欲しくないですね。 『トギオ』(Amazon) http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796675280?ie=UT…4796675280 ★★☆☆☆ |