『容疑者 室井慎次』 『踊る大捜査線』のスピンオフ作品。 なかなかに、息苦しい映画でした。 警視庁新宿北警察署管内で発生した殺人事件の捜査過程で事情聴取を受けていた新宿北署員の神村誠一郎巡査は刑事達を振り切って逃走し、車にはねられ即死してしまいます。 この神村巡査の母親に、室井を「特別公務員暴行陵虐罪」の共謀共同正犯の容疑で告発されます・・・。 室井を陥れたのは灰島秀樹弁護士(灰島法律事務所 所長)。この弁護士役の八嶋智人は、ホントに憎たらしい役をうまくこなしていました。 法律によって、相手を追いつめる様子は、見ていても息苦しく、自分が追いつめられる感じがしたほどです。 次期警察庁長官の座を巡る醜い派閥争いが繰り広げられる警察の内部で、あくまでも正論を言い続ける室井にとって、法律を武器に追いつめてくる灰島弁護士は避けられない存在だったようです。 公式サイト http://www.odoru-legend.com/ ★★☆☆☆ |