ミニヨコは青少年育成を目的とした事業だろうか? そうとも言えるけど、そうだとは言い切れない。 「まちづくりはひとづくりから」 少しでも「まちづくり」というものにかかわった人なら当たり前のようにすんなり入ってくる言葉。特に説明の必要もないだろう。 まち全体を眺めれば、例えば建物や公共施設は重要な要素であるけれども、それはあくまで人々の行為の結果であって、その善し悪しはすべてそこに暮らす人々が決めていくものだ。 まちをつくるのも、使うのも、どう感じるかもすべてひとしだい。 「暮らしやすい、良いまち」とはどんなまちか、それをきちんと考えて、判断できる人をそだてていくのが、まちづくりには肝要だ。 で、必然的に「まちづくりはひとづくり」・・・となる。 ミニヨコというこどものまちは、もちろんこどもにとって社会体験や職業体験、自主性の発揮の機会となるわけだが、その、こどもたちのアクティビティは「暮らしやすいより良いまちづくり」につながってほしいと思う。 互いを認め合う合意形成の中で「居心地の良いコミュニティ」が得られ、そこでこそ、自主性を発揮しやすい環境が生まれるということを実感してほしい。 そんな活き活きした子どもの姿を見まもることで大人は気づきを得られるだろうか? ミニヨコの活動と価値が広まれば、ここで市民力を培ったこどもたちが大人になってから、きっと自分たちのまちを良くしてくれるはず。 でも・・・ 本当のねらいは地域の大人たちがこどもたちの姿から気づき、自分のまちへの意識と関心を高め、自ら地域を良くする活動を始めること。 そうなったらいいなあ・・・・ |