なぜか、すっきりしないストーリーではありましたが、 それもまた、伊坂幸太郎らしい終わり方なのかも知れません。 『動物園のエンジン』 『ラッシュライフ』に登場する河原崎のお父さんが登場します。 『サクリファイス』 『ラッシュライフ』に登場する黒澤が主人公として登場します。 『フィッシュストーリー』 この本の題名ともなっている中編です。 「僕の孤独が魚だとしたら、そのあまりの巨大さと獰猛さに、鯨でさえ逃げ出すに違いない」 という小説の一節を、ロックバンドが歌詞に取り入れます。 そして、その録音中に・・・。その影響が数十年後に・・・。 ちょっとおもしろいストーリーですが、私としてはもっとドラマが欲しかったですね。 『ポテチ』 『ラッシュライフ』に登場する今村、黒澤が登場します。 『ラッシュライフ』を読んだ後だったので、もっとおもしろい展開を期待してしまいました。 でも『ラッシュライフ』の登場人物が時々出てくるのは、本の中の世界が広がって (普通は、世間が狭いというのでしょうが)なかなかおもしろかったです。 ★★★☆☆ |