「オープンソース?そんな不確かなものに頼っていてはうちの業務は立ち行かない」というレベルの方たちが、ちいさな日本というマーケットの中で、税金の取り合いをしている、そんな姿が見えます。
しっかし、1兆かーー。
何にそんなにかかったのか、仕様書がほしい。。
政府は保険料納付履歴を記録するICカード「年金カード」を作ると言っていますが、本当にこれは必要でしょうか? http://mediajam.info/topic/127682 『「年金カード」には集積回路(IC)を組み込む。社会保険事務所などに行かなくても、カード読みとり装置があれば自宅や職場などのパソコンで、加入者らがいつでも自分の保険料納付記録などをチェックできるようにするのが狙い。』 とのことですが、同じようなことは、住民基本台帳カードでもやっていて、これは完全に失敗していると思います。 読み取り装置が専用で、わざわざ購入している人は見たことがありません。そもそも、住基カードすら発行していない人が大半なのではないでしょうか。 また同じようなものを作っても、年金の履歴を見るためだけに、装置を購入するとは思えません。購入したとしても、さしあたって照会が必要な年齢層では、使いこなせないでしょう。 IT化は必要だと思いますが、ならば読み取り装置が普及しているフェリカカードベースにするなり、コストをかけずに普及させる方法を考えるべきです。 特にこれからの時代、ネット上の公開鍵方式による個人認証は必要不可欠だと思いますが、現在の公的個人認証はハードルが高すぎます。 公開鍵は改ざんされない場所にホスティングしておけばよいだけです。秘密鍵も、パスフレーズ付きのUSBストレージにでもコピーして渡してくれれば済むことです。専用読み取り装置が必要なICカードに格納する必要はないのです。 盗まれればセキュリティがおかされるという意味で、カードもUSBも一緒です。読み取り装置が普及していないから安心?そりゃ本末転倒です(笑)。 パスポートのネット申請システムで、かけたコストを発行数で割ると、一人当たり1千万円という報道があったことは記憶に新しいと思います。こういう無駄はもうやめにしませんか。 また、こんな報道もありました。 「14日の参院厚生労働委員会で、小池晃氏(共産)の質問に対して、柳沢厚生労働相や社保庁幹部らが答えた。社保庁の答弁によると、2社はNTTデータと日立製作所。これまでにNTTデータとその関連会社には約1兆632億円、日立製作所とその関連会社には約3558億円が支払われたという。」 あのぅ、どっか桁間違えてません? |