21日(土)は、東北出張から帰ってきてそのまま、横須賀の元映画館のライブハウス「YTY」で開催された、「真冬の紅白ロックフェスタ」(8時間ライブ)へ直行してきました。
Visual Sound Progressive
http://www.myspace.com/vsprockfes
世界規模のSNS「myspace」のオフィシャルコニュニティ初のロックイベント開催。大スクリーンを使い、バンドとVJ、アートとのコラボを実現。
■2,000円+別途500円1drink
■Open 13:30 Start 14:00 終演予定22:00
■会場 YTY ( Yanger Than Yesterday )
http://www.yty-jp.com/
元映画館YTY と myspace cafe は今後も連携していくので、面白くなりそうです。
●主催者の「もっちー」さんはじめ、バンドが10組以上、お客さん200人以上参加。
東京・横浜からの参加者が多く、舞台で歌ったミュージシャンに聞いてみると、「大きな映画館のスクリーンがあるライブハウスは他にない!」と絶賛。
イラストを提供したクリエーターやVJ(ビジュアル・ジョッキー)も10人以上参加して、映像・アート・音楽のコラボを楽しんでいました。
「次は、ネイビーバーガーとビール片手に、ヨコスカの海が見える『野外ステージ』で歌いたい!出演料なくてもいい」という声もちらほら。
今回のイベント開催維持費として、1バンドあたり=1,000円の参加費負担とか。
このmyspace cafeイベントの特徴は、
店側は無料で会場を提供する代わりに、イベント主催者が宣伝・集客をしてくれるため、店の飲食費などの売り上増加が見込める…というWinWinの仕組みになっていること。
●マイスペース㈱のチーフ・プロデューサーも視察に…
(プロデューサーGさんの談話メモ)
mayspaceは2003年7月に米国ではじまり、全世界に2億5千万のユーザーがいる。
創業者のトム・アンダーソンは、LAでクラブイベントをしていたが、SNSにバンド名で登録しようとしたところ、「個人でないと登録できない」と断られたため、自分たちで独自の「音楽SNS」mayspaceを立ち上げたところ、インディーズやアマチュアバンドの間であっという間に広まった。
米国は国土が広く、CDショップも少ないため、インターネットでの音楽宣伝活動が普及した。
英国では、myspaceで脚本・音楽・出演者を募集し、プロモーションもネット上で行うという、新しい手法の映画製作もはじまっている。
日本に渡ったのは2年前、2007年春からでユーザーは400万人、うち8割がアーティスト登録。
音楽配給会社やレンタルCDショップなども注目している。
日本のカフェ文化と融合して、自発的な音楽イベント開催が盛り上りはじめた。
バーチャルの「音楽SNS」が、プロモーション活動やリアルなイベントへと繋がっている。
渋谷・六本木・下北沢などのカフェを拠点に、myspace cafe 公式コミュがあり、定番イベントを開催(5~6ヵ所)。
京都・大阪・栃木にもひろがっている。(年間=20イベント前後)
仙台では、東北大学・FMラジオ・宮城TVが連携して、イベント開催の動きもあるとのこと。
横須賀でのイベントは、各地域とのつながりを予感させるものでした。
※「下北沢経済新聞」参照
http://shimokita.keizai.biz:80/headline/475/
●老舗ライブハウス「かぼちゃ屋」(創業30年)の経営者の姿も…
以前からの顔見知り(飲みトモ!)でしたが、はじめて名刺交換しました。
「メグさん」は、YTYのマネージャーSさんをはじめ、「サーベルタイガー」(=かの有名なXーJAPANのHIDEの横須賀時代のバンド)仲間と同級生。
FMブルー湘南のパーソナリティ「は~みん」さんは、津久井高校・ロック部の先輩。
は~みんさんは「女子高生ロックバンド」を組んでいて、憧れの存在だったそう。
現在の横須賀のミュージックシーンを代表する、「かぼちゃ屋」(20代のバンド中心)「アンジェロ」(米国人アーティストも来日)「YTY」(30~40代中心)はこの世代グループが中心となって企画。
「元映画館のスクリーンを使って、トーク&映像&ミニライブも面白いかもね♪」などと、メグさんとは話が弾んで、ご主人のキヨさんを紹介して貰い、別のBARへ移って始発電車までコースで、、ビール片手に語り明かす羽目に(笑)。
●「アートで街を元気にしたい」と共同企画
もっち~さんは、子供の頃よくこの映画館に通っていたので、この場所を使って街を元気にするイベントをしたいと企画したそうです。ふだんは表参道で音楽BARを経営、ミュージシャンを応援しています。
(もっち~さんからのメール)
> 僕はどのジャンルも好きなので、テクノ系のイベントもオーガナイズ
> していたり、自分のBarでDJを呼んで回してもらったりもしています。
> 自分のお店は基本的に70’s~80’sメインにしておりますので、
> 年代的に30代中盤より上の方は、かなり楽しんで頂いております。
>
> 当日はロックイベントということで、転換中のDJについては
> ロック系になりますが、出演するバンドも様々なジャンルで、
> また参加型のイベントにしたいと思っておりますので、お気に入りの
> CDなど持ってきていただいたりも全然構いません(笑)
>
> 僕や、今回企画に賛同してくれた仲間が共通して思っているのが
> ブームではなく、文化として根付かせていきたいということです。
> これだけの不景気ですから、普段の生活の中の少ない楽しみを文化の中に
> 見出して欲しいという希望もあります。