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2008年03月13日(木) 
HD DVDの研究段階に携わった一人として、東芝の撤退は残念ではありますが、よく考えると、実は彼らが勝者なのではないかと感じています。

東芝、「HD DVD事業撤退で1,000億の損失」報道に声明
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080313/toshiba.htm

これからのブロードバンドの時代に、果たして光ディスクという中途半端なメディアが、過去のCDやMDのような主流媒体となりうるのか。そう考えると、撤退できたというのは内心ラッキーだったのではないかと。

最近はCDをお皿で買うことがあまりなくなってしまいました。DVDはCD以上に著作権保護が厳しすぎてポータビリティにかける。ハリウッドは必死の抵抗をしているように思えるが、現実は日本の業界よりもよく見えているように思える。残った利益を最大限獲得しつつも、水面下で次の手を考えているように見える。

ある時、突然に価値観ががらっと変わって、「聞いてないよー!」って慌てる日本の業界の様子が想像できる。これはかなり確率が高いのではないかと思う。

閲覧数16,620 カテゴリオピニオン コメント2 投稿日時2008/03/13 22:13
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2008/03/15 00:45
    鉛筆MasaGonさん
    >ヤッサンさん、

    そう、日本企業にありがちですよねぇ。しかし、日本のメーカーは何で食っていけばいいんでしょう。自動車はうまくいっているんですがねぇ...

    永続的に保存可能なメディアというのは、難しいでしょうね。結局、信頼性の高いASPのネット上に置いておくのが一番安全なんでしょうか。これも、サービスが破綻しなければの話ですが。

    あっちこっちにバックアップ置いとくのが得策でしょう。
    次項有
  • 2008/03/14 11:23
    未来の、あるいは将来の方向性が見えているはずなのに、考えて然るべきなのに実際にその状況にならないと対応できない、結果的に対応が後手にまわってしまうというのはニッポンの企業によくある事例だと思います。

    光学式ディスクに固執するというのは、ある意味ハードウェア・メーカーであり続けようとしている証明なのかも知れません。将来回転系の記憶装置が駆逐されて行くであろうことを考えると、日立もHDD事業についてハッキリさせてもいいのではと思います。

    個人的には、永続的に保存可能なメディアはあるのかというところが少々心配なのですが。
    次項有
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