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http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?com_so=DESC&key=9088
2008年10月26日(日) 

インターネットを使えば、誰でも手軽に「ライブ配信」ができる時代になりましたね。
パソコンとWebカメラがあれば、伝えたいことを、世界にライブ配信することができるなんて!

 

 

10月19日、横浜中央市場のお祭りでは、

 

ハマッち!市場コミュ・チームが、「YCMB~みんなでつくる市場放送局」を1週間で立ち上げ、インターネット生中継を実施しました。そしたら、なんと予想をはるかに超えて、5時間で延べ5000以上のアクセスがありました。市場の人々をはじめ、みんな大喜び!

大阪や遠く地球の反対側のブラジルからも、チャットによる参加があったんです。

 http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=9088

 

ここで活躍したのが、「スティッカム」という無料ライブ配信のシステムです。

せっかくなので、すこし説明しておきたいと思います。

 


「スティッカム」は、
個人が遊べる「ライブ配信」(無料)の道具で、生中継を見逃しても録画を見ることができます。
http://www.stickam.jp/  

 

「スカイプ」というのもありますが、
ネットを使ったTV電話(無料)で、9人まで同時に会話やチャットすることができ、TV電話会議などにも使われ、一般電話に接続(有料)することもできます。
http://www.skype.com/intl/ja/getconnected/

 

 

( 横浜中央市場からのライブ中継の画面。レポーターはハマッち!YUMIKOさん。市場の西山理事長も、地球の反対側ブラジルの若者と映像とチャットで国際親善!)

 


もともと「スティッカム」というのは、アメリカで開発されて、日本に渡ってきてまだ2年です。
日本の登録ユーザー数=8万人。サーバーはアメリカにあります。


●基本設計が、「個人間のコミュニケーション・ツール」なので、いわば原点が「TV電話チャット」(複数の人と話せる)なのですね。基本的な使い方は、自宅などで「PCとWebカメラ使用」を前提にしています。


アメリカと違って、日本人は顔をみせて話すのを恥ずかしがる傾向が強いので「TVチャット利用」はまだ少なく、使ってもクローズで使われます。日本のスティッカムでは、顔を映さずに演奏したり、数人が参加してライブショー的にみせる「個人のライブ配信」をアピールして、使われるようになったという経緯があります。基本は、個人の「ライブ配信」システムなので、現在のところフリー使用(オープンソース)になっています。


●ビデオカメラを使う場合は、機種によって性能や扱い方が異なるので、「Webカメラ機能」「ストリーミンング設定」などを使います。ビオカメラは種類によって対応していないものもあるので、DVビデオカメラを使う場合、接続法がやっかいになっている原因です。

 

( 市場で仮設テントを借りて、サテライトスタジオを設置。市のお偉いさんも市場で働く人も、祭りにきた一般市民も、み~んなゲスト出演。ハマッち!市場コミュから生まれた、「YCMB~みんなでつくる市場放送局」です) www.ycmb.tv

 

 

●「スカイプ」との大きな違いは、画面をブログ・パーツとして、スティッカム以外の個人ブログやサイトにも貼り付けられ、画面のサイズも自由に変えることができる、という特徴をもっていることです。(画質も、高・中・低画質とスティッカム運営側で切り替えることが可能)

 

日本では、その機能を「応用」して「イベント中継」などにも各地で取り組んでいるわけです。
けれども、もともとそういう使い方を、スティッカム側は想定していなかったと聞きました。
つまり、「イベント同時中継」という使い方は、まだ実験段階だと思っています。

スティッカム社担当者も、これからBtoBの利用拡大に力を入れていく、といっていました。

 

さらに数ヶ所からライブ発信して連携する、「同時多元中継」となると、まったく別要素が加わってきますので、イベント運営(機材・設備・人)やWebサイト構築のノウハウも持ち込まないと、すこし難しいのですね。
また、1年前にイーモバイル(3G方式)が登場したことで、屋外でも使えるようになりました。(広域で使えるようになったのは半年前~)

 

(移動中継には、新兵器を使用!わずか500gのカメラ付モバイルPC。

写真はジャストミートさんのお店、レポーターはaruruさん、PC撮影はゆりっぺさん) 

 


●現在は、スティッカムとそのユーザーたちが、使い方や技術的な事柄も含めて「進化」させようとしているところなのでしょう。ここが「オープンソース」の特徴でもありますね。映像配信という分野の「リナックス」みたいなものです。


あっ、そうそう。
テレビ中継(地上波)とはまったく別モノですので、同じように考えないほうがいいです。

まず、画面サイズが小さいこと。(撮影の仕方、見せ方がまるで違います)
画面をみながら、チャットで参加したり、自分の顔や映像を一緒に映すこともできるんですよ。


双方向型なんで、まだまだ面白いことができそうですよ~


閲覧数11,138 カテゴリ日記 コメント8 投稿日時2008/10/26 02:45
公開範囲外部公開
コメント(8)
時系列表示返信表示日付順
  • 2008/10/29 11:16
    鉛筆masasanさん
    今回の中継談をハマッち!のブログと同時に、
    mixiのブログにも掲載してみました。

    そしたら、
    厚木で、ストリートミュージシャンをスティッカム中継している方から、コメント書き込みがありました。
    その方の取り組みを、ちょっとご紹介。
    ブログに、機材や写真が公開されていました。ぜひご参考!

    http://blog.goo.ne.jp/bluemoon1956

    (EeePC901-X=カメラと通信端末を接続していても、バッテリーは4時間くらい持つそうです。ポータブル電源 PowerCOMBO )

    次項有
  • 2008/10/29 11:14
    鉛筆masasanさん
    今回のスティッカム中継では、とくに変わった機材は使いませんでした。
    ふつうに市販されている、ノートPCとWebカメラで、じゅうぶんライブ中継ができたわけです。


    ●サテライトスタジオで使った機材

    ・DellのノートPC( XPS=10万円前後)と本体付属のWebカメラ、イーモバイル
    (メイン中継用のPC)

      ※用意していた外付けWebカメラとのマッチングが不良だったため、本体付属Webカメラを使用
      ※そのため、スティッカム画面でのチャットができなかった
      http://www1.jp.dell.com/content/products/productdet…ails.aspx/


    ・EeePC 4GX(4万円のミニPC)とイーモバイル

       いつもは移動中継用に使っていますが、今回はモニター用として使用
       http://eeepc.asus.com/jp/product1.htm

    ・液晶モニターTV(20インチ画面)

       画面モニターとして、歩行者側へ向けて設置…EeePCを接続して使用
       ※横浜ラボから借用したもの

    ・マイクロフォン

       ※業務用マイク(ビデオ用)は、PCに直結すると適合するとは限らないのでテストが必要
       ※現場で数種類を試すことになった
       ※中継初期にノイズが入ったり音量がバラついた…インピーダンスの適合問題と思われる 
       ※マイクロフォンは、人数や使用状況や中継環境によって、使うものを選ぶことが大事です
       (この辺はまだ課題あり)


    ●移動中継用の機材


    ・モバイルPC VAIO タイプU(11万円)、本体付属のWebカメラ、イーモバイル

       ※これはちょっとした新兵器! スティッカム社から借用したもの
       ※画面サイズ=7インチ、重さ500gの超小型のモバイルPC
       ※軽くて持ちやすい。画像も音声もきれいに入る!
       ※ただ画面周辺に様々なスイッチがあり邪魔、画面が小さすぎて文字が見にくい
       http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/U/index….html?sssi
       

    ・レポーター用マイクロフォン

       Elecom製、TVチャット用の小型軽量イヤホン付マイクロフォン(1500円)
       ※周辺音をカットしてボイス(会話)を拾う高感度型マイクで、きれいに声が入った
       ※様々なタイプがあるので、3タイプ使ってみて会話を重点に感知するものを選んだ
       ※PCとのマッチングを考えると、業務用(音が出ないものもある)よりは、TVチャット用、
        または小型テープレコーダー用等のマイクのほうが、相性がよいと思われる。

    ●その他機材

       記録用ビデオカメラ=数台(1台あれば十分)  
       記録用デジタルカメラ=RICO R8(静止画と動画の両機能)
       ※移動中継の際に、電波が届かないところがあるため、デジカメで動画を撮影して、
        その場でPCに取り込み中継画面に流す実験をしようと計画したが、その余裕はなかった
        …今後の課題です


    ●注意すること

    ・野外中継でしたので、イーモバイルを3セット使用。
    ・事前に「回線スピードテスト」を実施して、電波状態を何度もチェックしました
     http://speedtest.goo.ne.jp/

    ・事前にいろいろな機材のテスト計画もありましたが、現場では不調におわることもあるため、
     安全第一の中継となった次第です。
    ・使用機材は、使い慣れているものがベスト
    ・PCなど台数が揃わない場合は、借り物を使うことになりますが事前テストと習熟が必要
    ・野外で中継する場合は、雨風・埃の問題もあるのでPCの取り扱いに注意が必要 
    次項有
  • 2008/10/26 21:42
    鉛筆masasanさん
    橋本CITVさん

    京都メディフィスの実験(9画面多元中継)で学んだことと、市場放送局(予想外のアクセス)の成果を肌でかんじて、
    どこかで書いておこうと思いました。

    ほんとうに、
    誰でも簡単にできる「スティッカム中継」なんで、みなさんに活用してもらいたいですね。

    次回も、よろしくお願いいたします。
    次項有
  • 2008/10/26 21:37
    鉛筆masasanさん
    ぎゃはは~♪♪\(^ω^\)( /^ω^)/♪♪

    ペリーテイトくんさん
    アイテツさん

    ツッコミ、ありがとうございます。

    「浜っこ気質」のココロは、
    市場はイキで、生がいい!

    その先は…(あぶない、あぶない)
    何が起こるかわからない市場からの生中継…
    でしたので。(^_-)-☆
    次項有
  • 2008/10/26 20:40
    具体的でわかりやすい解説、ありがとうございます。
    次項有
  • 2008/10/26 16:18
    ペリー・テイトくんさん、
    「スティッカムと市場からの生中継」
     と掛けて、
    「浜っこ気質」
     と解く。その心は、
    「どちらも新しい生(ナマ)が好き」
    次項有
  • 2008/10/26 12:54
    “スティッカムと市場からの生中継”と掛けて

     ・・“ハマっこ気質”と解く。

    そのココロは、
    どちらも“イキ”が良い。




    粋  生  活  粋  生  活  粋  生  活
    粋 生 活 粋 生 活 粋 生 活
    粋 生 活 粋 生 活 粋 生 活
    CO2 CO2 CO2
    CO2 CO2
    CO2
     Π
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