昨夜初日が終了した。 自分で言うのもなんだが、ゲネは非常にいい出来だったが、本番は散々。しかしそういうときに限って友人や知人観劇しているのだ。 昨日は元ク・ナウカメンバーが二名と「水と油」のじゅんじゅんが来ていた。 ク・ナウカの主催者で演出家でもある宮城さんはカステルッチのファンらしく、メンバーらとともにモスクワでカステルッチの作品を見たという。 そんな演劇人の作品に「なんでお前が出てんだよ~」と言われてしまった。いや、自分でもどうしてこうなったか不思議なんだけどね。 終焉後、レセプションパーティーの席でダンス評論家の乗越たかお氏とはじめて話した。 「どうして日本のダンサーはカステルッチを見に来ないんだ」とのたまわっていたが、言われてみればダンス作品に近いね。演劇というよりスペクタクルという感じだし。 その後初日打ち上げがあり、はじめてカステルッチとまともに話した。今回の作品は五カ月かけてつくったとのこと。一つの作品に五カ月か。遠い世界だ。 会話の流れの中でお約束の舞踏の話になったが、カステルッチたちはロシアのデルヴォが好きらしい。納得。制作のジルダは(デルヴォのリーダーの)アントンを20年前から知っているとのこと。なんか知られ方が異常というか、別次元というか……。 20年前のアントンは当然ペーペーだったはずで、どうしてイタリアの演劇人からチェックが入っているんだろう? 日本側とイタリア側のコミュニケーション言語がイタリア語とフランス語という状態なのであまり詳しく訊けなかったのが残念。 |