会員数２千数百人の横浜地域ＳＮＳ「ハマっち！」の運営を、神奈川県が受託することになったようです。

2009年の横浜開港150周年を契機に、横浜を舞台にさまざまなアクションをしている方々や、これから横浜で何かをはじめたいと思っている方々を応援する「Y150市民参加プラットホーム推進委員会」（事務局：(財)横浜開港150周年協会）が運営していますが、イベントの開催に勢力を集中したいということで、委託先を探していたようです。そこへ、横浜市、川崎市が政令指定都市として県の人口の大部分を占め、そして来年、相模原市も政令指定都市として独立するため、神奈川県の存在感がなくなるばかりでなく、神奈川県民としての連帯感が薄まることを懸念した知事が、千葉県が森田健作新知事が「あみっぴぃ」を千葉県直営ＳＮＳとして運営する計画があることに対抗し、「ハマっち！」を神奈川県直営のＳＮＳとして運営することにした模様です。

これにより、横浜市民だけでなく、県民だれでもが違和感なく参加できるようにするため、名称を変更することになりました。「ハマっち！」の参加者からの協力を得るため、「ハマっち！」内で公募していましたが、「ハマっち！」が既に多くの市民から親しまれていることから、いつのまにか替わってたんだねと名称変更を円滑に行うため、「かなっち！」という名称が選ばれたようです。

また、今までＳＮＳ内の友人関係をトモダチとしていましたが、かなっち！への変更に伴い、かながわ・ゆめ国体のマスコットの名前「かなべえ」を使用することとなりました。トモダチの名称も親しまれ始めていましたが、「２０世紀少年」に登場する「ともだち」のイメージが強いこともあり、変更することになったようです。

神奈川県幹部によると、「かなっち！」の参加者には県民税を優遇するという特典を検討しているとのことです。

なお、大手ＳＮＳ「mixi」のマイミクに相当する名称としては「マイっかな」となるようです。


このニュースの関連記事として次のサイトにも掲載されています。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/200904…ol_matome/