『菊次郎の夏』 世界の北野と言われるように、美しい映像と感性を感じられる作品でした。 単純なストーリーながらも所々に笑いがあり、飽きさせない演出がいいですね。 ただ、ちょっと出演者のきごちない演技が気になりましたが・・・、それがまたこの映画の魅力なのかも知れません。 そして、今までずっと観たかった理由のひとつが、久石 譲の音楽です。バックに静かに流れるピアノのメロディは、時にテンポ良く、時に流れるように心の中に入り込んできます。 公式サイト http://www.office-kitano.co.jp/contents/kikujiro/index.html 漫才師として"言葉"の頂点を極め続けるビートたけしと、鋭い視点と研ぎ澄まされた感性を"映像"で表現する北野武。その2つの力が、この作品で菊次郎と正男のお互いの呼び方や微妙な距離感を見事に実現させた。 ★★★☆☆ |