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2009年05月05日(火) 
世界保健機関(WHO)は4月30日、新型の豚インフルエンザの呼称を「インフルエンザA(H1N1)」とすると発表したそうです。

30 April 2009 -- From today, WHO will refer to the new influenza virus as influenza A(H1N1).
「WHO」
http://www.who.int/en/

http://www.asahi.com/international/update/0501/TKY2…10053.html

そもそも、なぜ「豚」インフルエンザという呼び方をしたのか。

感染者から検出した検体を遺伝子解析して判明した病原体の成り立ちから、こう呼ぶことにしたのだそうです。
病原体は豚インフルエンザウィルスと鳥インフルエンザウイルスとヒト・インフルエンザウイルスの組み合わさったものだが、豚インフルエンザ・ウイルスの要素が最も特徴的だったからというのです。

新型ウイルスというのは、豚や人間や鳥といった生物が「混合容器」となると発生するのだそうです。豚や人間や鳥などが、二つの異なるインフルエンザに同時感染し、それぞれのウイルスが遺伝子情報を交換すると、新型ウイルスが発生するのだそうです。

しかし、「国際獣疫事務局(OIE)」によれば、現在まで、このウイルスは動物からは分離・検出されていないそうです。ゆえにこの病気を『豚インフルエンザ』と呼ぶ理由がないのだそうです。
「国連食糧農業機関(FAO)」も、今回の感染蔓延の原因となっている新型のH1N1型ウイルスが「豚から人間へ直接感染した」という事例は見つかっていないといいます。

宗教や文化の観点からも、豚肉を忌避するイスラム教徒とユダヤ教徒から不快感があると抵抗する声もあるようです。

すでに複数の国々が、メキシコ産豚肉の輸入を禁止しているようですが、こうした禁輸措置には何の科学的根拠もないようです。

「FT.com / Global Economy」
http://www.ft.com/cms/s/0/46afd3d2-341d-11de-9eea-0…abdc0.html

「gooニュース」
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20090429-01.html


ところで、
「家計調査(二人以上の世帯) 都道府県庁所在市別ランキング(平成18~20年平均)・総務省)
http://www.stat.go.jp/data/kakei/5.htm
をみてみると、横浜市民の豚肉への世帯当たり年間の支出金額は、さいたま市、新潟市、甲府市に次いで
4位となっています。牛肉や鶏肉が上位に入っていないところをみると、豚肉の消費が比較的多い、すなわち豚肉好きということがわかります。
横浜市民にとっても「豚」のイメージが悪くなるのは好ましくないですね。

閲覧数4,914 カテゴリクチコミ情報 コメント2 投稿日時2009/05/05 11:42
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