今回は姫宮香織がかなり優秀な医師として登場します。それだけでも、私としては満足。 最初は、ずいぶんのんびりした物語だなと思って読み進めました。次第に、いろいろと事件が起こり、盛り上がっていきます。今中外科部長の活躍も、なんとなく好感の持てるものとして描かれていますが、ちょっと中途半端な感じもします。 一番盛り上がる最後の最後で、あっけなく物語が終わってしまいますが、物足りなさを感じさせないのは騙されているのでしょうか。 あらすじ: 財政破綻にあえぐ極北市。赤字5つ星の極北市民病院に、非常勤外科医の今中がやってきた。院長と事務長の対立、不衛生でカルテ管理もずさん、謎めいた医療事故、女性ジャーナリストの野心、病院閉鎖の危機…。はたして今中は桃色眼鏡の派遣女医・姫宮と手を組んで、医療崩壊の現場を再生できるのか。 『ジーン・ワルツ』(海堂 尊・新潮社) http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=15725 の清川吾郎も登場します。 『極北クレイマー』(Amazon) http://www.amazon.co.jp/gp/product/4022505710?ie=UT…4022505710 ★★★★☆ |