9月25日の三溪園観月会はお陰さまで大盛況でした。 ご来園下さりご静聴下さいました皆様方、厚く御礼申し上げます。 TVの天気予報は3~4日前から「台風の余波で関東以北の太平洋沿岸、横浜も,大荒れか」なんて書かれているし、風雨がとても気になりました。 何故って・・・今年の三溪園観月会には結構力(リキ)を入れました。 私の箏・音楽に対する主旨をご理解下さっている(と勝手に判断しています) 若手精鋭で現在大活躍の演者達が今回も協力して下さり、 箏+尺八、箏+尺八+鼓、箏+サックス+鼓、箏+尺八+鼓+舞、 と豪華なプログラムに仕上げましたので、是非大勢の方々に聴いて・観て欲しかったのです。 三溪園はイベントごとに周囲の状況に合わせ会場(建物)が変わります。 毎年観月会の会場は「臨春閣」 園内中央に位置し、一段と月に映えるロケーションの場所です。 「臨春閣」では演者達は室内で雨の被害は免れますが、お客様はテントもない野外の立ち見なのです。 周囲はライトアップされた建物がそこここに垣間見え、明かりの入った雪洞が足元を照らし、広々とした芝生の庭園で天然の虫の音も聞こえ、格式ある「臨春閣」の外側から見る室内が、豪華なステージとして浮き彫りに映える場所です。 何はともあれ外は外。 雨が降ったら傘が必要だし足元から冷気も強く上がって来るだろうし、おちおちパフォーマンスなど見物していられないし、雨は出足が鈍ると思う。 もし私だったら伺ったにせよ、傘をさしての立ち見は辛くなり途中退席すると思うので、雨だけは絶対に避けたかった。 しかし「困った時の神頼み」も天に通じたのか、耿耿と光り輝くまんまるお月さまが出ていたのです。 大勢のお客様は芝生の上からは当然はみ出し、通路にも溢れ、池の上に架かっている橋の欄干にも。 「よかった~!」 張り切りましたね。 最後は皆様の充足感が手に取るように感じられる拍手を頂き、何はともあれとても満足できた月夜の晩でした。 気に入られた方は、どうぞ又よろしく応援のほどお願いいたします。 有難うございました。 |