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2010年09月28日(火) 
最近、講演を頼まれて話をしたり、講演を聴いたりする機会が続きました。
その資料を見て気になったので、ここに書いておきます。


講演資料の最後に
「ご聴ありがとうございました。」
というパワーポイントを一枚用意されている方も多いと思います。

しかし、この場合「静聴」ではちょっと意味が違うようです。


この「静聴」は、言葉のとおり、「講演・話などを静かに聞くこと。」です。

使い方は、

「学生が講義を静聴する」
「満場息をのんで静聴する」
「まずはご静聴ください」

つまり、意味が違ってきます。


自分の講演を熱心に聴いてくれた方々にお礼をするのであれば、

「ご清聴ありがとうございました。」

のほうが、適切な言葉のようです。

この「清聴」の意味は、「他人が自分の話を聞いてくれることを敬っていう語。」です。

使い方は、

「ご清聴を感謝いたします」
「ご清聴ありがとうございます」
「ご清聴を煩わす」

となり、講演の最後にお礼を述べるのにふさわしい言葉ですね。

どちらも同じ「せいちょう」で、変換ミスというのもあるでしょう。
気を付けたいですね。


余談ですが、コーディネーターなどを頼まれた方が、

「私には役不足ですが・・・」

などとおっしゃるのをたまに聞きます。
本人は、
「こんな大役を仰せつかって、私などに務まるかどうかわかりませんが・・・」
というつもりで使っているのでしょうが、
役不足の正しい意味は、
「素晴らしい役者に対して、役柄が不足している」という意味、
つまり能力のある人につまらない仕事・簡単な仕事をさせるという意味ですから、
聞いている人にとっては、何を偉そうにと思われてしまいかねません。

大勢の前で話をするのですから緊張するのは当然ですが、
気をつけたいものです。

閲覧数4,116 カテゴリこれって? コメント2 投稿日時2010/09/28 22:40
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