何気ない大学生活の中に、超能力や通り魔、空き巣事件があり、何となく過ぎてゆく。 入学した大学で出会った5人の男女が、様々な経験を経て絆を深めていく、そんな物語。 主人公の北村よりも、西嶋の行動の方が気になるのは、作者の意図なのかもしれません。 「自分たちさえ良ければいいや、そこそこ普通の人生を、なんてね、そんな生き方が良いわけないでしょう。俺たちがその気になれば、砂漠に雪を降らすことだって余裕でできるんですよ」 先日読んだ 『横道世之介』(吉田修一・毎日新聞社) http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=33510 となんとなく通じる物があるような気がしてなりません。 『砂漠』(Amazon) http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101250251?ie=UT…4101250251 ★★★★☆ |