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2011年06月25日(土) 

産業技術総合研究所(以下「産総研」)が、

夏季における計画停電の影響と空調(エアコン)節電対策の効果

を発表しています。

 

事業所や家の個々の単位で節電効果を見るのではなく、

街全体を見るとどうなるかという観点からの分析です。

 

例えば、サマータイムで勤務時間を1時間前倒しするのは、

会社の電気を節約できるものの、帰宅後、家庭で電気を使ってしまうため、

全体で見ると逆効果という結果です。

打ち水も、電力需要の大きい時間帯に行う場合、局所的に温度を下げますが、

水蒸気により湿度を上げてしまうため、電力需要や温熱環境の一時的な悪化を招く、

すなわち節電効果はないというものです。

 

主な検討した対策と最大電力需要に対する効果の概要

空調節電対策家庭業務

管内
全域
(合計)

備考
戸建
住宅
集合
住宅
(0) 計画停電+9%+6%-21%-9%全建物の1/5を3時間ずつ輪番停電
(1) 窓日射遮蔽-8%-7%-3%-5%北面以外の窓の遮蔽率を70%に設定
(2) 通風換気0%0%0%0%気温が室温より低いときに窓を開ける
(3) 空調設定温度見直し-10%-6%-2%-5%住宅24.5℃/事務所26℃から28℃へ
(4) (1)+(2)+(3)-17%-13%-7%-11% 
(5) (4)+事務所の節電-17%-13%-16%-16%事務所で機器・照明の節電を追加実施
(8-1) 打ち水+1%0%0%0%13:00に道路面1 m2あたり1 Lの散水
(10-1) 生活時間の前方シフト+23%+27%-10%+4%-1時間、サマータイムを想定
(10-2) 生活時間の後方シフト+2%+2%0%+1%+1時間

数値は、対策が導入された場合の最大電力需要の、基準ケースの最大電力需要(14時半)

に対する効果で、マイナスは削減、プラスは増加を意味します。

(つまり、マイナスの値が高いほど、節電効果があるということですね。)

 

「夏季の計画停電の影響と空調(エアコン)節電対策の効果(速報) - 持続可能な社会実現に向けた評価研究部門」(産総研)http://www.aist-riss.jp/main/modules/product/setsuden.html

 

「サマータイムや昼の打ち水は節電効果なし、産総研が節電対策の効果を測定」(GIGAZINE)http://gigazine.net/news/20110624_aist_power_saving/


閲覧数2,306 カテゴリクチコミ情報 コメント0 投稿日時2011/06/25 12:57
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