短編を集めて一冊の本にしたという感じで、それぞれの物語はリンクしていないのですが、最後の「祈り」がなんとなくそれまでの短編を総括するような流れになっています。 それにしても、最後の「祈り」は全体を一冊の単行本としてまとめるために、それまでの流れを止めてしまって、とってつけたような内容となっていて、しかも、わけがわからないので、ちょっと残念です。(「祈り」がなくても良いかなと思うくらい。) でも、第五回ミステリーズ!新人賞を受賞した「砂漠を走る船の道」など、興味深い作品でした。 『叫びと祈り』(Amazon) http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488017592/ref=a…4488017592 ★★★★☆ |