写真は千葉県木更津市、木更津駅西口から海側にある廃墟になったホテル、みほしの建物です。 実は私の投稿の読者の方より、取り上げてほしい、という声が重ねてあり、先月中旬に現場確認した報告を兼ねて書くことにしました。 このホテルがなぜ、営業しなくなり、建物が廃墟のままになっているか、という詳細な事情までは確認していません。しかし、木更津港に近い位置。悪天候になれば、まず、塩害により建物自体が耐えられるかという点。 この建物のまわりには民家や商売をされている方も住んでいます。万一、昨年3月の大震災が起きた場合、果たしてどうなるか。 読者の方の話によれば、肝心の行政は、規制がないためタッチできないとか、だそうです。 私は木更津のことですので、口を挟む立場にはありませんが、現状のままでいいのかどうか。ただてさえ、シャッター通りになってしまった、木更津駅西口周辺にあって、街並みの景観、万一の災害発生を考えた時、なにもしないというのは、どうかと思います。 全国には廃墟になった建物が数多くあります。 私の地元、安房地域では館山市内の内房線九重駅近くの病院予定だった建物。廃墟の感じではありませんが、全くの使われていない状態。 民有地という事情はあるにせよ、先のことを考え、廃墟になった建物を行政が代わって処理をする制度を、作る時期にきているのではないか。 防災、地域のまちづくりの観点からも必要に思う。 |