『パッチギ!』 松山康介(塩谷瞬)が、先生の命令で親善サッカーの試合を申し込みに行った朝鮮高校で、音楽室でフルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)に出会い、一目惚れしてしまいます。 しかしすぐに彼女は朝高の番長アンソン(高岡蒼佑)の妹だという事が分かります。 そして、キョンジャが吹いていた曲が「イムジン河」とわかり、この曲をギターで弾こうと決心する。 康介は朝鮮語を覚えるために辞書を買い、・・・。 国籍の違いにとなどいながらも、キョンジャと仲良くしたくてギターを習ったり、朝鮮語を勉強したり、とてもけなげですね。 1968年(昭和43年)という時代背景に合わせた、ところどころで出てくるテレビや自動車が懐かしく観られます。 暴力シーン満載の映画ですが、みんな心は優しくて、純粋です。 人権問題も考えさせられますが、それ以上に暴力シーンで圧倒されます。 葬式の場で「過去のことを知らない日本人は帰れ」と康介が言われるシーンも、 ショッキングでありながらそれを聞いた康介が、言い返さずにギターを橋の欄干に打ち付け、川に投げ捨てるシーンはとても悲しくなります。 池尻エリカが演じるキョンジャは、とても良かったです。 オダギリジョーもいい味だしてますね。 公式サイト http://www.pacchigi.jp/first/ ★★★★☆ |