元町に行かれたときに、チョット足を伸ばして行ってみては、というところをご紹介します。 まずは、「元町公園」。 海に向かって、元町プラザの1本手前の道を右に入ると突き当たりにあります。 ここは、良い湧き水が出たので、フランス人ジェラールが外国船への給水事業を始めたところです。当時は「水屋敷」と呼ばれていたそうです。今も公園手前左に、貯水槽があります。 ジェラールは、西洋瓦(フランス瓦)もここで作っていました。 元町公園の中には、その名にちなみ「ジェラール広場」と名づけられたフランス風の庭園があります。(左の写真) この公園を上がって行くと、山手のエリスマン邸に出ます。途中「ジェラール瓦」が見れます。 二つ目は、元町公園に行く道の1本隣りの「代官坂」にある、開港時の横浜村名主石川徳右衛門の「石川家の屋敷」です。(真ん中の写真) ペリー提督が初めて横浜に上陸したときに、民情視察としてこの家を訪れ、そのホスタビリティに感激しています。家の質素さ(勿論、今の家ではないですよ)と、お歯黒にはビックリしたようです。 因みに、石川家が代官をしたことはないそうです。代官の出入りが多かったので、「代官坂」と呼ばれたようです。 もう一つは、「山手公園」です。 麦田のトンネルを抜けて、左に急坂を登るとあります。1870年(明治3年)開園の日本最古の西洋式庭園です。 ここはまた「日本庭球発祥の地」で、「テニス発祥記念館」があります。右の写真はその内部に飾ってある古いラケットです。 ここは、いかにもイギリス人が作った公園、といった佇まいです。 今でもテニスコートが12面あり、うち6面は市営だそうですので、予約してテニスをやられるのも良いと思います。 (一昨年、天皇、皇后両陛下が来られ、テニスをされた、ともお聞きしました。両陛下は「軽井沢のテニス」で有名ですが、横浜でもテニスをされていたのでしょうか...) |