2021年1月28日 房日新聞読者コーナー投稿 今年2本目で通算133本目の掲載 原文公開しますが、27日17時で7割、本日28日9時現在で8割の小向ダムの貯水率で、渇水対策は解消をしています。 先月、小向ダムの渇水問題のことをこの場で書きました。 この渇水対策に尽力されているすべての皆様、謝意を申し上げます。 その後、先月25日のある新聞報道で、鴨川市内にある高鶴配水場から小向ダムの上流河川、おそらく和田の五十蔵あたりまで配水管を設け、そこから水の提供を受けるかたちの考えが示されました。これにより、丸山・和田の断水回避につながります。 高鶴配水場は、利根川からの水を受ける施設です。 私は丸山・和田以外に、南房総広域水道企業団=以下、南水=の水が届かない地域がないかさらに調べていました。 今から15年前、平成17年9月13日の鴨川市議会の定例会の本会議質問に目がとまりました。 当時の滝口議員の、天津小湊の奥谷ダムが機能しない事態になった場合の質問。対する、当時の本多市長は、 奥谷ダムが機能不全になった場合、内浦小湊地区への南水の供給が水量・水圧をを考えると無理と思われる。鴨川市全体で浄水場・配水場などが機能不全になった場合、3区域で南水の供給が期待できないと想定する。 という答弁があったようです。 つまり、安房地域のどこかで、丸山・和田のような渇水騒動が起こる可能性があるということです。 15年前の話になりますので、その後に変化があれば、鴨川市水道局の方々の説明をいただきたいと思います。 今回の小向ダムの渇水問題は、南房総市の石井市長に対して厳しい声があがっています。私は、すべて石井市長の責めとはいえないと思います。南水を整備した、当時の安房11市町村の首長、水道事業の責任者がどう対応したのか。その点も厳しく問われると思います。 まずは、安房3市1町での南水の受け入れで、具体的にどの区域まで利根川の水が届いているのかを明確に。そして、利根川の水が届いていない区域に対する緊急時の対応。つまり、今回の小向ダムのような事態が起きないよう、そのフォローを明らかにしていただきたいです。 先月の投稿での繰り返しも含めてになりますが。 安房3市1町で緊急水道の接続について、先月末から越年して発生しました富津市南部の断水問題を受け、水道管の老朽化対策と富津市南部へ鋸南町・鴨川市からの緊急水道整備について、各市町村で策定している水道ビジョンで示されている課題について、速やかに取り組んでいただきたいです。 |