2021年7月14日 房日新聞 読者コーナー投稿掲載・今年10本目で通算141本目 南房総館山地域公共交通計画案の意見募集に関するものです。募集は今月26日まで。 文中のパーキングパーミット制度については、別途あらためて。では原文公開を。 おそらく、前例がないと思いますが、館山市と南房総市の共同の地域公共交通計画案の意見募集がされています。 各市それぞれ、公共交通の計画はありますが、生活圏をともにしている点、各市内で必ずしも施策が完結できない部分を、この計画案でまとめるものです。 昨年2月の南房総市地域福祉計画に続き、私の考えなどを書いていきます。 最初に。 計画案の現状で、南房総市の駅にバリアフリー施設がないと記載がありますが。 →私の地元の岩井駅には、事前に館山駅に連絡をすれば、跨線橋を使わない専用のスロープ設備があり、これをきちんと記載をしていただきたい。 計画案のアンケートより 鉄道・高速バスともに、都心からの直通の要望が多い。特に来訪者からの声としては、特急を含めた都心とのダイレクトの列車の必要性が少なくないです。 加えて、二次交通への接続改善、つまり、主要の駅やバス停から、さらに先の目的他へのアクセスが課題であります。 その上で。 館山市の地域公共交通網形成計画に示している通り、高速バスで、富楽里から館山・白浜方面の末端区間の自由乗降を開放すべきである。 一部の高速バス路線において、安房地域医療センターと三芳分庁舎を発着または停車化。季節扱いとして、千倉の小松寺への臨時停車化 館山鴨川線のバス路線で、ICカード対応機がある車両については、その利用を可能にすること。先日、前もってチャージしたお客さんが利用したくても、やむなく現金で運賃を支払ったケースがありました。 富浦から館山の市内線のバス路線について。 なむや小浜から館山駅=一部便はイオン・那古海岸経由=、航空隊から館山駅・那古・三芳分庁舎・医療センター・館山駅・航空隊の循環の2系統に分割をすること。 後者の系統については、デマント扱いで、高速バス停の那古健人館を経由すること。 丸線・平群線については、三芳分庁舎発着にあらため、丸山大井をつなぐ循環路線に。 館山千倉白浜線と豊房線、または市内線のなむや小浜から館山駅と豊房線のそれぞれ、直通便または循環便の開設。 本年1月から3月にかけて、実証実験がありました2系統の循環路線を、本格運行をめざすこと。 建物の利活用 那古船形、九重、千歳、和田浦の各駅は、郵便局との合築をめざすこと。 また、2市のすべての駅においては、災害時の一時的な避難所としての機能を備えるよう整備を行うこと。 鉄道の安全など 本年3月より、内房線でワンマン列車が運行を開始。特に高齢者の方、介助が必要な方が安全な利用と、駅での別の交通機関への乗り継ぎが円滑にできるよう配慮整備を行うこと。 計画案項目以外で 現在、3度目の木更津金田バスターミナル建設の声がありますが。 既存のバスターミナルや鉄道駅の乗り継ぎや設備の充実が、最優先と思われます。 バスターミナル、鉄道駅それぞれ、区別なくパークアンドライドによる駐車場整備を、民間の協力も含め推進すること。 先月末に、千葉県より発表がありました、ちば障害者用等駐車区画利用証制度=パーキングパーミット制度について。公共交通の分野でも、積極的な取り組みを駐車場整備の中で推進すること。 将来として、安房4市町共同の計画が必要と思います。 |