京都で30年以上にわたって活動を続けてきた劇団・自立の会が幕を閉じることとなり、大打ち上げが4月18日、がんこ高瀬川二条苑で開かれました。

自立の会の特徴は、働きながら、プロに負けない芝居を上演してきたことで
森田有（たもつ）脚本の「ぢらい」は1994年、日本劇作家協会新人戯曲コンクール「北九州市長賞」を受賞している。

「おこんじょうるり」のような民話的なものから
「ぢらい」のような反戦ものまで
バラエティーに富むというか
おなじ劇団で、このラインナップはないだろうという演目を平気でやる劇団。
「ぢらい」は、韓国の演劇祭に招待されての公演も行っている。

俳優の段田安則も初期のメンバーで、「対談届けを出していないので、まだ団員です」とのメッセージが寄せられていた（公演のため不参加）。

わたしにとっては、民謡合唱団「篝（かがり）」の先輩である玉村信雄が俳優、小道具、作曲などなど裏方全般で支えていた。

森田有と玉村信雄がこの世を去ってかなりたつが
この2人の穴を埋められなかったのか
劇団までもが去ることとなった。

関係者から、女優で、最後の演出家、野々村さんに花束が贈られた。