さて、前回ブログに書いたミニモバイルPC(続編)。
EeePCの新型モデル901の話題です。
(前回ブログ)
http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=6068
EeePC 901が7月12日(土)に発売され、3日間ですべて売り切れ!
「予約で1ヶ月待ち」(入荷時期未定)の状態になっています。
初期モデルの 本体希望小売価格¥49,800 から、1万円アップで¥59,800 になりましたが、予想をこえる性能アップ、価格も抑えられたという印象ですね。
http://eeepc.asus.com/jp/product.htm
弱点だったバッテリー駆動時間(カタログ上=3時間、実働=約2時間)が大きく改善され、カタログ上=8.3時間(実働=5~6時間か?)に延長、と省電力設計になりました。
ハード面では、
・画面は8.9インチに拡大
・CPUの性能アップ(デュアルコア Intel Atom 1.6GHz)
・メモリは1GBに拡大
・記憶容量は4GB(Cドライブ)+8GB(Dドライブ)=12GBに拡大
(別売のSDカード・16GBを差し込めば、合計28GBまで増設可能)
・Bluetooth Ver2.0 搭載
これだけでも、個別にカスタマイズしたら2万円以上の価値があります。
ソフト面では、
・OpenOffice(サンマイクロの有償サポート版)の標準インストール
・スカイプの標準インストール
・オンラインで使えるWebストレイジ(20GB)の無償提供(=Web上にデータ保存)
画期的なのは、OpenOfficeの採用と20GBのWebストレイジ(無料)が使えること。
OpenOfficeは、
MSのOffice2003と互換性があるので、Word/Exel/PowerPointが使え、ビジネスユースに対応できます。
それだけでなく、人気モデルに搭載されたことで、国内では今までMSの独壇場に近かったオフィス・ソフト市場に一石を投じるものでしょう。
Webストレイジは、
本体の記憶容量不足を補うものですが、マイナスをプラスに転じた点もあり、本体が故障しても、Web上に保存されたデータは安全という保険の意味合いもあるし、友人とデータを共有するという使い方もできますね。
Googleが無償提供している、Webドキュメント(ファイル制限あり)やWebフォトアルバムを使っても合計2GB前後。(有償で拡大できる。年間20~500ドル、最大100GB)
Windows LiveのSkyDriveでも、文書・画像・動画(ファイル制限なし)で5GB。
これと比較しても、20GBのWebストレイジは魅力的です。
●さてさて、気になるお値段(オープン価格)は?
いろんな買い方があるんですが…
「イーモバイル(EM)とのセット販売」、業界用語でいうと「バンドル商品」(2~3個の商品をヒモで結んでまとめ販売すること)が、人気を集めています。
ただ、他のサイトやブログでも誤解を招いているようなので、スッキリさせましょう。
●ポイントは、抱き合わせる商品の「メーカー条件」にあるので、
この場合はEM側の「販促提案条件」=つまり「月額通信料金のプラン設定」にあります。
●「本体=¥29,800(3万円引き)、EM=スーパーライト新にねん~月額¥5980」
この組み合わせコースがお買い得のようです。
(店員さんとじっくり相談した結果)
EM本体を単独で買うと、¥4980/月額通信料(使い放題コース)。
EMが2年間契約なので、通信料から (差額の¥1000×24ヶ月=¥24000) を分割払いするのと同様になり、PC分の最終支払額は、¥53,800。
EMとセット購入で注意する点は、2年後に「自己申告でプラン変更」しないと、高い料金を払い続けることになるので、お忘れなきよう。
1~2年後には、さらに高速のモバイル通信が発表される可能性もあります。(まだ構想段階)
●「本体=¥14,980の場合、EM=スーパライトにねん~月額¥6880」
(¥1900×24ヶ月=¥45,600)の分割払いをプラスすると、¥60,580となります。
●100円で持ち帰れるEeePC 4GX(初期モデル)
(EMとセット販売=スーパライトにねん~月額¥6880)
2年後のPC分最終支払額(頭金100円ブラス¥1900×24ヶ月)は¥45,700。
さほど安くはなっていないけれど、「EM付きで100円」で持って帰れるのは買いやすい。
こちらも売れていて、残りわずからしいです。
901は、8月中旬~秋頃に発売予定の他のミニPCと比べても、いまだ優位性を保っているようです。(Dell EのミニPCが面白そうですが詳細不明、海外版299ドル~らしい)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/200806…13_dell_e/
EeePCは、「5万円代の格安ミニPC」という新しいカレゴリーを切り開いた、エポックメイキングのモデルになったようです。
このEeePCの成功で、製造元のASUS社(台湾)は、PC供給メーカーとして世界8位となり、アップルやソニーをとうとう抜いてしまいました。(5月末出荷実績)
●対抗商品は、アップルの iPhone 3G あたりでしょうか。
インターネットに重点を置いた「携帯電話VSミニモバイルPC」、という構図で競争がはじまるかも。
あなたが選ぶのは、携帯電話かミニPCか、さあ、どっち?
(価格はビッグカメラ横浜西口店調べ、他店でも同様条件)