明けましておめでとうございます。正月も早3日になりました。今年の初ブログです。 年末に、長野県の野沢温泉へ行った。学生時代以来だが、目的はスキーと温泉廻り。 ネットで探したスキーツアーは往復バスで、宿泊、スキーセット一式レンタル、リフト券が付いて、しかも往路が横浜発なのが嬉しい。夜行バスは新宿に一端集合して、22時半に出発。うつらうつらしていたら、朝5時には野沢温泉に着いた。 ここ野沢温泉村はリゾートスキーとは一線を画し、昔ながらの温泉街で、13の外湯が村人に守られてきた。 早速旅館の横にあった熊の手洗湯に駆け込む。名湯だそうで、名前の由来の通り、その昔、手に怪我した熊が湯に浸かり、治ったという。扉を開けるとすぐ狭いが脱衣所があり、10名くらいが入っていた。風呂35度と40度との温度の違う湯船が二つある。弱アルカリ性で、身体の芯から温まる。 続いて行ったのが、中心にある大湯。前に足湯があり、堂々とした昔ながらの湯治場の作りだ。風呂に入りながら、自然と話がはずむコミュニケーションの場でもある。昔から情報交換や社交の場であったに違いない。たまたま来たノルウェー人と話をする。日本の温泉が大好きで、 回っているそうだ。そういえば、英語で書かれた温泉マナーのパンフがあった。湯船にはいる前に洗う、かけ湯は座ってやる、水着やタオルは使わない、等々。ここはミシュランの2つ星として紹介され、近年外国人湯治客が増えたそうだ。 麻釜湯は源泉のすぐ近く。源泉の近くだけあり、湯温は40度を超える。夜行くと空いていた。 源泉は90度の熱泉で、村の人々が調理に来る。ちょうど湯けむりの中で、野沢菜や卵を茹でたりしていた。その風景がとても良かったので、思わず写真を撮った。 日本は、火山がもたらす自然災害に悩まされてきたが、一方、各地に古くからの温泉や宿がある。お蔭で、温泉に手軽に行けるし、湯船でゆっくり癒されるし、健康にも良い。温泉、そこに生活と交流がある。日本人に生まれて本当に良かった、と実感する。 今年も時間を見つけて、温泉めぐりをするぞ! |