『幸福のスイッチ』 『幸福(しあわせ)のスイッチ』は、安田真奈が家電メーカー(松下電器産業)に勤務していた頃の体験や退職後、実際に電器店(パナソニックショップ)で働いたり経験などをもとに脚本を書き、監督した作品です。 お客様第一で、もうけは二の次。故障した家電を見て、新しいのを買おうと思っている客に、もったいなからと修理してあげてしまう電器屋「イナデン」。 アフターサービスに精を出す父、誠一郎(沢田研二)に反発して上京し、イラストレーターを目指す三姉妹の二女、怜(上野樹里)が、上司と喧嘩して入って一年の会社をやめ、苦しい生活を始めたところに、三女の香(中村静香)から妊娠中の長女、瞳(本上まなみ)が入院し絶対安静という手紙が届く。 あわてて和歌山に帰省し、病院に駆けつけたが、入院していたのは客のアンテナ設置をしていて屋根から落ちて骨折した父だった。そんな状態でも、お客に電話する父の姿にあきれるが、退院するまで1か月の約束で店の手伝いをすることに、・・・・。 大きな家電店が売り上げを伸ばす中、小さな電器屋がお客にアフターサービスをする様子を背景に、意固地な怜の心がほぐれていく様子が描かれており、ほのぼのとした雰囲気と、どこにでもいる女の子といった怜が成長していく姿がとても好ましいです。 公式サイト http://www.shiawase-switch.com/ DVD(Amazon) http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000MEXAN8?ie=UT…B000MEXAN8 ★★★★☆ |