3月に入り横浜にも今冬最後(?)の雪が降りだし、家々の屋根はみるみる白い綿帽子をかぶった花嫁の群衆が正座しているように装い出した。 いつも見慣れている我が家の窓から見る外の風景とは大違い! 一寸旅先にいるような好い気分に浸れた。 道路はといえば、車の赤いテールの塊がノソノソと動画映画「風の谷のナウシカ」に出てくるオームの大群のよう、渋滞なのだ。 「わー、このまま積もったら明日車だせるかな~?」 何年か前の雪の日のこと、ほんの少し積もった雪なのに翌日出かける時には凍結。車がスリップし、私の手持ちの道具だけでは雪かき不能で車が出せないことがあったので、「雪」となるとすぐ「車出せるか?」に連想してしまう。 しかし今回の雪は夜半には雨になり、出かけるときは雪の欠片もなくなっていたので一安心・・・と同時に淋しくもあり残念。 今は完全にご無沙汰だけれど、学生時代から雪のシーズンはスキーで雪国に馴染んでいたからか、横浜にたまに雪が降ると、エキサイトし子供のように心が躍り「もっと降れ降れ!」と雪の中を走る・滑る楽しさを期待してしまう。(雪の大変さを実感しない住人が感じた他愛ない気持なので、雪国在住の方に軽率な発言と思われましたらごめんなさい、ご容赦のほど)。 横浜は坂が多いのと遠出をした時の備えとして、毎年冬の備えにとタイヤをノーマルからスタッドレスに取り換えて走っている。 取り替えた直後は大きな音がし、ゴツゴツした感触が体に伝わり乗り心地の好いものではないけれど、これも慣れで次第に気にならなくなる。 4年ぐらい前石川県加賀に行った時は車の除雪対策で完全武装をし、スタッドレスなのにタイヤチェーンまで乗せて出かけたが、その冬は雪なしで現地の人に大笑いされ、ぜんぶ飾りもので終わってしまった。それ以来この横浜では、それらはず~っと物置に入ったまま眠っている。 暖冬続きの為、そして個人的に冬の遠出をしなくなった為もあり、取り替えているスタッドレスタイヤは、無駄に道路を走り無駄にゴムを減らしているような感じだ。 県下・市内はスタッドレスは不要か、いやいや坂が多いから無ければ絶対不便だし不安。 毎年悩みながらタイヤ交換をしている。 他所はどうしているのかしら?scarlet |