三浦しをんは私と同じ誕生日。という話はどうでもいいのですが、彼女の作品はとても新鮮でした。 以前、 『風が強く吹いている』(三浦しをん・新潮社) http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=11582 そして、これを読んで気になって読んだ 『光』(三浦しをん・集英社) http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=20030 も、興味深い物でした。ただ、『光』は津波の話なので、今はオススメしませんが。 さて、辞書を新しく作るという作業を題材に書かれた小説って、珍しいですよね。とても興味深く読みました。何年もかかる作業を、こつこつと続ける。そんな編集部の人たちをそれぞれの人を主人公に、描いています。 ただ、主人公が変わるたびに、一気に時が進むので、もう少しじっくり読みたいそれぞれの人物像が、他の人が主人公の時にも語られるとはいえ、ちょっと寂しい感じがしますね。 『舟を編む』(Amazon) http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334927769/ref=a…4334927769 ★★★★☆ |