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2015年07月01日(水) 
長期エネルギー需給見通しへの意見
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=…004&Mode=0
出しました。

2.基本方針について
安全性(Safety)、エネルギーの安定供給(Energy Security)、経済効率性の向上(Economic Efficiency)、
環境への適合(Environment)の(3E+S)を基本視点としているが、
「将来世代への配慮」の視点が欠けている。

将来世代へ「限りある資源」を引き渡す努力をしなければ、早晩、日本経済は沈没してしまう。

(1)安全性
「福島第一原子力発電所事故により、原子力への信頼が低下している」とだけあるが、
日本の原子力発電所の多くが、設置当初に想定された「寿命」を迎えつつあり、
これを恣意的に引き延ばすことは、安全性に問題があると考える。

(2)安定供給
原子力発電の燃料となるウランもまた、輸入資源である。
国内にある太陽光・太陽熱、地熱、風力、潮力などの資源の活用をはかることが
エネルギー自給率を高め、安定供給に貢献するものと考える。

(3)経済効率性
中小企業の省エネ技術は、大企業ほど進んでいない。
電気料金が上昇している現在は、中小企業に省エネ努力をしてもらうチャンスである。
中小企業の省エネが進み、彼らの競争力アップにつながる施策を望む。

日本車は厳しい公害規制のおかげで(乗り越えることで)世界規模に発展した。
この歴史を忘れてはいけない。
ハイブリッド車はこの歴史の上にある。

(4)環境適合
震災不況があったにもかかわらず、火力発電所が焚きましされているのは
エネルギーの使い方にどこか「底が抜けている」ことを示している。

(3)とも関連するが、火力発電所のエネルギー効率が40%台にとどまっているのは
熱エネルギーを捨ててしまっているからで
都市圏の火力発電所が地域に温熱供給を行えば、エネルギー効率は80%台にもなるとも言われている。
その分、エアコンの消費電力が減ることにもなる。
エネルギーの使い方の見直しを求めたい。

「欧米に遜色ない温室効果ガス削減目標を掲げ世界をリードすること」は
大いに期待している。


3.エネルギー需給構造の見通し
(1)需要及び供給構造
エネルギー需要のグラフに1990年度のデータを入れた方がよい。
バブル期に比べて低成長であるにもかかわらず
エネルギー消費が減っていない、日本経済のいびつさが顕わになるだろう。

(2)電源構成
平成27年7月1日現在、原発依存度は0%。
これが20~22%となることは大幅増である。

原発依存度0%を保ちつつ
火力発電所の依存度をいかに大胆に減らしていくか
それこそが「温室効果ガス削減目標を掲げ世界をリードすること」だろう。

4.各分野の主な取り組み

新鮮味がないので、たいへんつまらない。
「世界をリードする」野心がまったく感じられない。

閲覧数2,165 カテゴリ日記 投稿日時2015/07/01 11:24
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