台湾から月曜日に帰って来た。 その後、かっての炭鉱の町九イ分に行った。道の両側には、土産や食べ物やがところ狭しとならび、昔の日本の風景を彷彿させる。一際目立つレトロの阿味茶楼に立ち寄る。ここは宮崎峻の、千と千尋の神がくしにでてくる、湯婆婆の屋敷の絵のモデルになったところだそうだ。きれいな女性主人がいて、なにか不夜城的な不思議な雰囲気が漂う。 日曜の夕方のニュースで、台風、鳳凰の緊急ニュースをやっていた。台湾は台風銀座、台の字が共通で多いこともわかるし、台風に鳳凰と、仰仰しい名前を付けるお国柄だ。ニュースでは学校が明日休校になるとか、大雨で河川が増水し、被害が出たとか、全国の厳戒態勢を報じていた。帰りの飛行機もてっきりキャンセルになるかと思って、その晩は寝てしまった。 翌朝、フロントからの電話で、ANAはキャンセルになってないと知る。慌てて家族で飛び起き、空港へ向かった。暴風圏に入っているのに、なぜキャンセルにならないのか理解できなかった。聞いてみると960mbの雨台風で、風は15M程度という。この程度の風では、離陸には支障をきたさないそうだ。 台風の暴風の中のフライトは皆初めてで、緊張していた。離陸して暫く結構揺れたが、ANA便はさすが、定刻に成田に無事着いてしまった。
|