2020年4月20日発行 富津のまちづくりを考える会への寄稿 昨年秋の台風被害の体験文募集で、先方に送りました原稿の原文をそのまま公開します。 当該冊子は非売品。 4月7日の毎日新聞朝刊の千葉版に関連掲載が。 2019年秋の台風は甘くみていました。2014年秋の台風の時は、自宅のテラスのみ被害を受けたのでそのつもりで通過を待ちました。 9月の台風は自宅のテラスと屋根がまともに被害を。 その後、2ヶ月は修理がくるまで、ブルーシートと雨漏りを気にしながらの生活が。 修理がすんだあとの雨の日は、ありがたみを感じました。 10月の台風は、まだ自宅の修理の順番待ちと、万一のあらたな被害に備え、人生はじめての避難所へ家族全員が避難。職場はもちろん休みに。 避難所では多くの避難部屋の順番待ち。私の家族に介助が必要なものがおりましたが、大部屋はやむなしと。ところが避難所を管理する市の幹部の方が、私たちの家族の事情をすぐに察していただき、同じ介助が必要な家族の方との相部屋で過ごすことができました。 今回の台風災害で、行政に対する厳しい声はありますが。避難所につめていました市の職員の方々は、休むことも寝ることもなく、ずっと、台風が通過するまで、避難者全員の安全確保で動いていました。 ここでもありがたみを感じました。 これからどういう自然災害がおこるか、わかりませんが、つい、過信をしてしまいます。自分たちの身の安全を守るためにはどうするか、はじめての避難所体験で平時から万一を考える機会になりました。 |