2022年5月 未採用投稿の原文の1本目です。 来月6月1日より、岩井、富浦、那古船形、九重、千倉、千歳、南三原の各駅に、主要駅と連絡がとれるインターホンが使用開始になります。これらの駅に、調整中とかかれた装置がそのインターホンです。 これに伴い、岩井、富浦、千倉、南三原の4駅は、曜日や時間帯を限定した駅員配置に変わりますが、券売機については始発から最終までの終日稼働に改善します。 駅の無人化の固定につながる点ではと、素直に歓迎はできませんが、少なくとも近距離きっぷ購入や、Suicaなどのチャージができること。主要駅とインターホンで連絡が取れる点でやむ得ないと考えます。 ただ、障害のある方、介助が必要な方にとっては利用しづらい点は否定はできません。 視覚障害の方が、インターホンまでたどり着き、その操作ができるかどうか。 聴覚障害の方は、インターホンではやりとりはできないです。千葉以外のJRでは、文字による運行情報を伝える端末が、ローカル駅に常備。3両ワンマンの大混雑で問題になっている日光線の鶴田駅には、電子看板を設置し、同様に伝えています。 国会で、障害者の方への情報格差解消のための新法が成立。これらを踏まえた配慮が必要です。 車いすや介助が必要な方は、インターホンで即座にというわけにはいきません。 岩井駅には唯一、跨線橋を使わない、車いす専用スロープがありますが、事前に館山駅に連絡が必要です。 国では、鉄道無人駅での障害者利用のガイドライン策定作業が、大詰め段階と聞いています。 今回のインターホン設置をふまえ、公共交通機関として、なにをサービスとしてカットしないで残すかを、今一度、再考をしていただきたいです。 東海道線の根府川駅は終日無人駅ですが、券売機、主要駅とのインターホンに加え、地元行政との緊急連絡装置もあります。沿線自治体が、関与する余地はあると思います。 歓迎はできませんが、これら駅以外の終日または夜間無人駅にも、まずは速やかにインターホン設置と、券売機の終日稼働をひろげてほしいです。 |