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2014年09月21日(日) 
国連環境計画が2007年に出した報告書(*)によれば
インドネシアでは2022年までに森林の98%が
パームヤシ・プランテーションと森林火災のために破壊されてしまう
危険性があります。

(*)「オランウータン最後の抵抗」国連環境計画
熱帯雨林が破壊されてオランウータンが生息できるところがなくなると警告している。

このような事態を防ごうと
「持続可能なパーム油円卓会議(RSPO)が2004年には
設立されていました。

円卓会議には、パーム油の生産者、加工業者、食品業者、投資家、NGO(市民団体)が集まり、
環境や地域に影響を与えない、持続可能なパームヤシ栽培と油製造が検討されました。

この結果、
持続可能な方法で栽培・加工されたパーム油であることを示す
認証制度(CSPO)も2008年にはスタートしています。

この年、認証を受けたパーム油は
市場の30%にも及びました。

ところが、インドネシア政府とマレーシア政府は
数年のうちに、それぞれ独自の認証制度を始めてしまったのです。

こうしたこともあって
RSPOの認証を受けているパーム油は
2012年では、全体の12%にとどまっています。


残念ながら、パーム油の認証制度は
日本の消費者にはまだまだ知られていません。

消費者が「持続可能なパーム油認証を受けたものを使いたい」と
声を上げていくことは大切です。

それ以上に
東南アジアの人たち、オランウータンなど野生生物のために
パーム油製品を使いすぎないことも
大切です。


The Other Oil Spill」The Economist
http://www.economist.com/node/16423833?story_id=16423833

閲覧数2,995 カテゴリ日記 コメント1 投稿日時2014/09/21 11:40
公開範囲外部公開
コメント(1)
時系列表示返信表示日付順
  • 2014/09/29 14:08
    RSPOが「持続不可能なパーム油円卓会議」になっていました。
    正しくは「持続可能なパーム油円卓会議」です。
    訂正して、おわびします。
    次項有
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