RSPOが「持続不可能なパーム油円卓会議」になっていました。
正しくは「持続可能なパーム油円卓会議」です。
訂正して、おわびします。
国連環境計画が2007年に出した報告書(*)によれば インドネシアでは2022年までに森林の98%が パームヤシ・プランテーションと森林火災のために破壊されてしまう 危険性があります。 (*)「オランウータン最後の抵抗」国連環境計画 熱帯雨林が破壊されてオランウータンが生息できるところがなくなると警告している。 このような事態を防ごうと 「持続可能なパーム油円卓会議(RSPO)が2004年には 設立されていました。 円卓会議には、パーム油の生産者、加工業者、食品業者、投資家、NGO(市民団体)が集まり、 環境や地域に影響を与えない、持続可能なパームヤシ栽培と油製造が検討されました。 この結果、 持続可能な方法で栽培・加工されたパーム油であることを示す 認証制度(CSPO)も2008年にはスタートしています。 この年、認証を受けたパーム油は 市場の30%にも及びました。 ところが、インドネシア政府とマレーシア政府は 数年のうちに、それぞれ独自の認証制度を始めてしまったのです。 こうしたこともあって RSPOの認証を受けているパーム油は 2012年では、全体の12%にとどまっています。 残念ながら、パーム油の認証制度は 日本の消費者にはまだまだ知られていません。 消費者が「持続可能なパーム油認証を受けたものを使いたい」と 声を上げていくことは大切です。 それ以上に 東南アジアの人たち、オランウータンなど野生生物のために パーム油製品を使いすぎないことも 大切です。 The Other Oil Spill」The Economist http://www.economist.com/node/16423833?story_id=16423833 |