三毛猫さま
ややや、ご本人からコメントをいただけるとは
感謝、感激!雨、あられ。
三毛猫さんの演技
すっごくセクシーでよかったです。
あのネコは男には演技できない
(演技できたら気持ち悪い)笑。
おおきに。
合唱団じゃがいも第35回定期演奏会 林光作品を歌うPART12 1月25日(日) かめありリリオホール(葛飾区) 合唱団じゃがいもは山形市で35年以上の歴史をもつ市民合唱団。20年前から林光作品を歌いはじめ、96年からは林に作曲依頼もしている。 一方、95年からは宮沢賢治をテーマにした音楽劇を毎年上演している。 当然、林光に依頼するのも賢治をテーマにしたものが多くなってきている。今回も 第1部が林光委嘱作品、無伴奏合唱のための「無声慟哭」(初演)。第2部が林光作曲、合唱オペラ「セロ弾きのゴーシュ」(合唱版・初演)。 「無声慟哭」は、賢治が妹を亡くしたときにつくられた詩の連作で、これまでに高田三郎などによって作品化されている。林光は、同時期の賢治の他の作品を加えることで、悲しみのなかにも「生きよ」という妹からのメッセージを加えたという(演奏前のコメント)。林光自身が指揮をとった演奏は、音量を抑えながらも歌詞を最大限響かせる。 「セロ弾きのゴーシュ」は林光が20年前にオペラとして作曲した作品を今回合唱用にアレンジし直したもの。 チェロ演奏者のゴーシュは、演奏会1週間前になってもうまく弾けないことから指揮者になじられる。そこで下宿で徹夜の特訓を始める。そこへネコ、カッコウ、子タヌキ、母子ネズミと珍客が毎晩現れ・・・。 この珍客たちを演じているのが「子じゃが」、つまり合唱団員の子どもたち。歴史ある合唱団なので、小学生からすでに成人している者までいる。その一人ひとりが役者顔負けの演技を見せ、よく通る歌声を聞かせてくれる。 主役の東海林聡は意気込んで譜面に向かうゴーシュの姿をまん丸の目で表現し、会場を沸かせていた(彼は学生時代の友人)。 合唱団員はゴーシュの属するオーケストラのメンバーになったり、ストーリーを観客につたえるコロスになったりする。演出の加藤直は、合唱団に小学校の木のいすを持たせ、動きを群舞のようにまとめている。 舞台装置としては、合唱用ひな壇の中央に木枠をたて、白い垂れ幕を1枚下げているだけ。幕が、ゴーシュの部屋のドアになったり、影絵の舞台になったり、シルエットの幕になったりする。舞台後方に反響板をつけないことから、多彩な照明効果も使われた。 林光が20年間にわたり、わざわざ山形まで出かけて作品を提供したり、自らタクトをとってきた理由は、ここに創作の原動力となる「楽しさ」があるからだろう。最初は練習場のすみで遊んでいたという子どもたちも、舞台で生き生きとしている。 終演後、ロビーで観客と談笑する合唱団員一人ひとりの表情がはじけていた。 久しぶりにわたしも舞台に立ちたくなった。 |