> 食育探検ままさん
昔、農家さんへの実態調査に参加したときに
収穫後、流通しきれない作物の一部を
お漬け物にして直売所などで販売していました。
その事で、実はおもしろい“副産物”があって…
農家さんの特に女性同士の連携、ツナガリが出来、
地域力を強くするキッカケにもなっていました♪
余剰野菜をどうしよう?が
農業の基本、「土づくり」に、「人づくり=人材育成」と「まちづくり」が三位一体となって展開すると…
地域力に弾みがつくかなと。
いささか話が大きいと思われますが…
持続可能なしっかりした取組、
一過性のブームだったり、場当たり的にならないようにすことを考えると、
総合力が問われるなと思います。
また、これぐらいの骨太の企画でなきゃ
農政のサポートは得られにくいと考えます。
収穫が多い → 豊作貧乏なんてコトバが
ありますが…
農家さんは大変ですよね。
多く取れたものを出荷するために、また、出荷作業を鮮度の落ちないうちに対応するとなるど
学生のアルバイトなど募集することがあります。
でも、ここに、農業ならではの落とし穴があります。
沢山とれたものは、価格が抑えられてしまい、
農家さんの利益は減ります。
にもかかわらず、出荷作業のときに
人件費がかかってしまう。
やっかいなジレンマです。
だから、特に産直系で有機農業を営むの農家さんは全量買い取りの原則を求めてきます。
余剰野菜を畜産の飼料にするなど、
地域の中でまわすことができるのか?
地域力の質を問う時、
その地域がどれだけ循環型であるか
考えさせられます。
最後に、これはNG、是非、見直しを!
といいたいのが…
県内のある地域では、蜜柑を作っているのですが…
余剰を心配し、農協が生産の規制に乗り出しています。
その際に、余剰が出た場合、ジュースに加工していますが…
このジュースをなんと生産元の農家さんに
買い取らせているんです。
っで、買い取りがいやなら、蜜柑を作るなという
理屈です。
これでは農業は育ちませんよね。
余剰野菜などの販路を「流通」というテーマから
「地域政策」であったり、「まちづくり」といったテーマに思いきったパラダイムシフトを
行う時代に入ったと思います。
だから、人と人とのネットワークが価値を増
し始めているのだと思います。