元気な若い時代は外国旅行をし、齢を重ね荷物を持つのもシンドクなり、早起きも駆け足も苦手になったら国内各地のツアーをするというこだわりを持って各国各地を旅してきた昨今、もっぱら国内旅行。 このところストレスが鬱積していたが、やっとこの2泊3日の四国巡りをして少し発散できた。 当日は大雨。普段でも四国は湿気と雨の多いところだそうな。 初日の鳴門公園渦潮見学が大雨でビショビショ。周囲の景色は厚いグレー一色に覆われている。500円を払い屋根付き桟橋を渦潮の中央へ。2隻の遊覧船が渦潮中心近くを回遊しているのが見えた。吸い込まれそうでふらっとしそうな高架橋の中央で真上から写真を撮ったが、バスの時間を気にしているアマチュアのこと、そう容易く本職のようにはいかなかった。 御厨人窟、室戸岬、はりまや橋、高知城と、紀伊水道側を見物してホテルへ。 宿は坂本竜馬ゆかりの宿だそうで、何処を見ても竜馬一色。 フ~ン・・・!? ちょっとクドイ。 まずまずの天候。室戸阿南海岸から室戸岬へ,そして土佐湾・桂浜。 居た!ここにも「竜馬様立像」。浜っこの私にはさして珍しくない浜辺の景色だけれど…・。 その地の名物・闘犬に出る本物の土佐犬が見られなかったのが一寸残念。 四万十川では遊覧船でランチをとりながらツーリスト・サービスの網打ちが見物出来る演出だが、漁の収穫は無。 よく写真集で見るような空中に網が広がる写真を撮るのは、1回の網打ちチャンスでは大変難しいものだが、今のカメラは大したもの何とか撮れるのね。 さて次は豊後水道側。宇和島・宇和島城の上の方を車中より眺め、闘牛場の看板を横目に一路道後温泉へ。 サーっ、こんどここでは「坊っちゃん」、「坊っちゃん」だ。 「坊っちゃん」はさて置き、古い温泉宿の重厚なそして隅ずみ手の込んだ作りの日本家屋、レトロな汽車を置いてある駅や駅前のからくり時計が印象に残り気に入った。平日で町は空いているとか、小さな商店街をゆっくり歩いてみた。 快晴!。小歩危・大歩危・かずら橋。 渓流と一部特別に削られた岩壁の景色が激流とマッチして、う~ん、さまになる。 かずら橋は自然の蔓で編んだつり橋を渡るのだが、一人なら怖さと不安があるだろうが、前後人が列をなして渡るのでは怖さなんて半減。ただ強風で帽子が飛ばないよう気にしていた。 結局、な~ンだ、で終わり。「びわの滝」も伝説話が身に沁みるような刺激は無く小さな可愛い滝だった。 金毘羅さん。これは785段の階段を上って社に到達するのだが、ガイドさんが立ち止まり説明する時が「息継ぎ」タイム。 途中このところ不順な気候のなか、ぼってり重そうな満開の桜で春を満喫でき、小さくなる町の屋波を下に見ながら神社に到達、ヤッター! 今回の四国巡り。私は部分的にゆっくり見物したい所もあり、まずまず満足で楽しいツアーだった。 さ~て、これでまた発奮出来るかな~。 四国をご存じの方、いろいろ教えて下さい。今後の参考にしま~す。 |