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2010年09月17日(金) 
ある人から、内田樹「街場のメディア」の書評を440字で書けと言われたので、この本を買って読んでみました。
とてもいい視点で共感しながら読みました。
ぜひ、読んで見てください。

少ない字数で不十分ではありますが、一応、私が書いた評を載せておきます。
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「街場のメディア」内田樹 (光文社新書)

 「定型」でしか伝えていないマスメディアの現状を、メディアの本質論から批判し、「既成のメディアの深刻な危機」の原因を「読者」=「消費者」としかとらえない市場主義の行き詰まりから解き明かす。メディアの問題から、後期資本主義社会の中で「もっと根源的なところでの人間の生きる力が衰弱している兆候だ」とコミュニケーションの再考を呼びかけ、展望を示している。

 本書は、著者の大学での講義を編集する手法の「街場」シリーズの四冊目。「メディアと知」という二年生対象の八回の講義で、メディアの危機と未来を今の若者に分かりやすく語っている。

 「危機論」は、従来のビジネスモデルの破綻などの経営問題とはまったく違い、「凋落の原因は、インターネットよりむしろマスメディア自身の、マスメディアにかかわっている人たちの、端的に言えばジャーナリストの力が落ちたこと」、知的な劣化だと断じる。

 では、どうすればいいのか。「メディアとは『ありがとう』という言葉」という著者の認識を広めよう、一読して一緒に取り組みたくなった。
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以上です。

閲覧数6,965 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2010/09/17 12:57
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