> 佐藤 心配性さん
コメントありがとう。
がれき受入に反対している人たちは、
いちおう理屈をたてて反対していますが、
どうも本心では
放射能よりケガレを恐れているようなので、
またいろいろと反論してくるでしょうね。
どちらが正しいか、
じぶんの頭で考えてみてください。
えらい学者の言うことでも信用ならない時代ですから。
セシウムは浮遊するか 東北被災地のがれき受入に反対している人たちの話を聞いていると 「燃やしたら煙突から放射能出る」という発言があります。 これについては、すでに清掃工場の構造とセシウムの物理的性質をあげて反論しました。 (セシウムは沸点641℃で、バグフィルター通過時200℃以下になると液体になってキャッチされる)。 http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=39895 このことについては、 多くの市民が清掃工場周辺の放射線量を測定しても 高い放射線量が観測されないことを証拠としました。 これに対して 東北のがれきを燃やすことで「大気中と変わらない微量の放射線量が出ている」とする意見が 専門家の中からも出てきて、びっくりしました。 http://gareki326.jimdo.com/%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81…%96%E3%81% … 1ベクレルは、1秒間に1回の崩壊が観測されることを示しています。 (単位の定義) 崩壊している放射性物質の数が増えれば、観測されるベクレルは増えます。 1シーベルトは、体中すべての細胞が放射線を浴びるだけの放射線の量が出たことを示しています。 (これも単位の定義) 微量であっても、放射性物質が空気中に放出されていれば 周囲で測定される放射線の量は増えるはずです。 東京都のごみもやはり、放射能で汚染されているわけですから 1年間清掃工場が稼働したことで それなりの放射能が出てもよさそうなものです。 (実際、焼却灰からは出ている)。 でも、清掃工場の周辺からは、高い放射線量は出ていません。 次に 「煙突から漏れる」派の人たちが共通して主張しているのは 「セシウムが空中に浮遊しているのではないか」という懐疑です。 この点については、(繰り返しになりますが) セシウムの融点は28℃、沸点は641℃です。 3月の東京の気温は10℃前後ですので、 セシウムは気体になることはできません。 ちりに紛れて、風にあおられて飛ぶことはあっても セシウム自体が浮遊することはありえません。 それにもかかわらず、懐疑派の人たちは 「0℃であっても、水の蒸気圧は存在する(空気中に水の分子が飛んでいる)」 ことを根拠に(?) 「セシウムについても同じことが言える」と、 考えているようです。 そこで ウィキペディアに出ていたセシウムの蒸気圧をグラフ化してみました。 (縦軸は対数表示) 蒸気圧は絶対温度400度(127℃)で収束、 つまり限りなく0パスカル(パスカルは気圧の単位)に近づいています。 ということは、やはり、気温10℃前後、夏の30℃以上の大気でも ガス化して浮遊することはできない、ということです。 「東北のがれきを燃やせば、放射能が拡散する」というのは 「東北のケガレが拡散する」と言っているのと同じだと わたしは思っています。 |