「グリーンコンシューマー」というと 「スーパーで牛乳を手前から買う人のことですね」 と言われることがあります。 スーパーは賞味期限が先に来る牛乳から売りたいので 新しく入荷した牛乳を冷蔵陳列棚の後ろにならべます。 昔は、後ろのフレッシュな牛乳を買うのが「かしこい主婦」と 言われましたが 現在は、前にならべられた牛乳を買って 期限前に使い切るのが「かしこい主婦」というわけです。 あながち、はずれてはいませんが こればかりではなく ほかにも考えてもらいたいことがあります。 たとえば、 値段の安いのだけを見て買ったら すぐに壊れてしまったとか、 腐らせてしまった という経験は誰にでもあるでしょう。 だれでもまず値段(経済性)を見ます。 そして品質や安全性を確認します。 これに「環境への配慮」を加えてみてください。 具体的な目安として次の10項目があります。 1.必要なものを必要なだけ買う 2.長く使えるものを買う 3.包装の少ないものを買う 4.エネルギー消費の少ないものを買う 5.近くで作られたもの、旬のものを買う 6.自然や健康をそこなわないものを買う 7.作った人に公平な分配がなされているもの(フェアトレード品)を買う 8.化学物質の少ないものを買う 9.再生原料で作られたもの(リサイクル品)を買う 10.環境対策に熱心な店で買う 「買う」でそろえましたが、 レンタル品を借りるときもありますので その場合は「選ぶ」に置きかえてください。 1~5の項目は、ちょっと気をつけていれば どこでも、だれにでもできることでしょう。 また、続けていれば 自然に項目10のお店が増えていきます。 お客さんのニーズに応えるのは 彼らの使命ですから。 |