はっきり言って、福島の「失敗」をなかったことにするための改定です(あえて、言い切ってしまおう) 以下のことを書きました。 もととなる資料は政府のサイトに出ています。 http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=…321&Mode=0 パブリックコメント 原子力災害 指摘箇所:(3)原子力災害事前対策 2重点区域の範囲 現行規定の削除 「(ハ)プルーム通過時の防護措置としては、放射性物質の吸引等を避けるための屋内退避や安定ヨウ素剤の服用など、状況に応じた追加の 防護措置を講じる必要が生じる場合もある。」 ○意見 福島第一原子力発電所事故の際は、SPEEDIの情報が公開されない、ヨウ素剤が配られない、ヨウ素剤についての情報が住民に届いていない、などソフトに関するさまざまな問題が発生しています。 今回、この文言が削除されるということで、さらに現場での混乱が懸念されます。 できないならやめる、ではなく、 正しく防護措置がとられるソフトづくりをお願いします。 (6)緊急時モニタリングの体制整備 ⑤緊急時モニタリングの体制整備等 現行規定の削除 「緊急時モニタリング結果の解析。評価においては気象データや大気中拡散解析の結果を参考にする。 そのため、国、地方公共団体及び原子力事業者はその解釈の仕方について地域の特性に応じて 事前に整理しておくことが重要である。」 ○意見 「重要である」と言っていたことが削除されるのは、 福島第一原子力発電所の事故において、「事前に整理しておくことができなかった」ことを認めたと 判断してよろしいですね。 そのことについての責任を明確にしていただきたい。 その資料を添付します。 |