先月のESDミーティング出席者の中から 「参加者で1か月間の活動を情報共有しよう」という声があり そのための原稿をまとめました。 2015年4月1日 山田岳 ESD観点からのふりかえり ┌──────────────────────────────────────┐ │活動:SNSを使ったESD情報の発信 │ │対象:横浜市民が運営するSNS「ハマっち!」 │ └──────────────────────────────────────┘ 私は学生時代のミニコミに始まり、20代は「週刊平凡パンチ」などの雑誌への投稿、30代はラジオの放送作家、その後もブログで、mixiで、facebookで情報発信を続けてきています。 2009年、横浜開港150周年記念行事の一環で横浜市により市民のソーシャルネットワークサービス(SNS)「ハマっち!」が誕生しました(その後民間に移管)。mixiやfacebookが会員としてログインしている者だけが閲覧できるのに対して、「ハマっち!」には投稿者が一般公開指定をすれば通常のブログと同じように外部にも公開できる機能があります。 これを利用して、毎日、メーリングリストやfacebookで流れてくる情報の中からESDに関係するトピックスやイベント情報をピックアップして 「ハマっち!」ESDコミュニティにアップしています。http://sns.hamatch.jp/community/?bbs_id=899 3月31日時点でアップした情報は19件でしたが、1,039件のアクセスがあり、その多くは外部からのものでした。ESD情報を求めるかなりのニーズがあることを実感しています。 開港記念日から5年がたち、「横浜経済新聞」などの別の情報発信拠点が成長する中で、設立に関わった人たちの間には「ハマっち!の役割は終わった」という空気も流れるています。そのような状況を変えようと、環境情報と脱原発情報の各コミュニティで合わせて約2,000件のアクセスを毎日獲得し、「ハマっち!」の存在意義を作り出しています。そこにESDコミュニティが加わったことで「ハマっち!」を存続させる意義はさらに高まっています。 「ハマっち!」の管理会社も、情報発信をしている私も手弁当で、そこをどうやって持続可能にしていくのかは、これからの課題です。それでも、大手メディアが事なかれ主義から必要な情報を自主規制してしまっているなかで、だれでもが主体的に情報発信できる「ハマっち!」の存在意義は大きいと言えます。 「ハマっち!」ESDコミュニティでは、教育協力NGOネットワーク(JNNE)主催の「世界一の授業」についても情報発信しています。 この「世界一の授業」は、世界の学校に通えない子どもたちの現状を世界中で同じ時期に学び、教育の大切さについて考えるイベント。2003年にスタートし、2008年には885万人が参加、ギネス記録にも認定されました。日本でも2014年には約7万人が参加しました。 今年は私も5月に東京・日本橋蛎殻町と横浜・関内で実施することにしています。 |