『Sweet Rain 死神の精度』 以前読んだ 『死神の精度』(伊坂幸太郎・文春文庫) http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=4297 が映画化され、DVDになっていたので、 借りて観ました。 本では6話で構成され、 「死神の精度」…死神登場編。『ミュージック』を愛する死神と、クレーム処理にうんざりする女性の話の話。 「死神と藤田」…任侠なやくざと死神の話。 「吹雪に死神」…吹雪の洋館で連続殺人が起こる話。推理小説風な死神の話。 「恋愛で死神」…片想いの青年とストーカーに怯える女性、そして死神の話。 「旅路を死神」…殺人犯と旅する死神の話。 「死神対老女」…自分を死神と感づく老女と死神の話。総集編? となっていましたが、映画では、 ・クレーム処理にうんざりする女性の話 ・任侠なやくざと死神の話 ・自分を死神と感づく老女と死神の話 の3話でした。 人間の死を可とするか否かを判定するための調査に7日間かける という設定が説明されていない(見逃した?)ため、 本を読まずに映画を観た人は、やくざの話がよくわからなかったかも知れません。 とはいえ、金城武が演じる死神は独特の雰囲気でいいですね。 藤木一恵役の小西真奈美も、どこにでもいそうな地味な役をうまくこなしていました。 人間の死を考えさせる内容ながら、自分とは違う世界を感じるのは 自分が「死」をちゃんと見つめたことがないからでしょうか。 「君は死ぬことについてどう思う?」 公式サイト http://www.shinigaminoseido.jp/ ★★★★☆ |