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2008年07月30日(水) 
ここのところ頻発している一連の『無差別』といわれる事件。

これは決して『無差別』でない。

確実に自分よりも弱い人たちをターゲットにしている、から。

近親者や実際自分に関わってきた人たちを狙わないのは、「勝ち組」と「負け組」の意識がどこかに働くから。
そして自分の周囲に刃をむけようとすると、あまりにもターゲットがひろがりすぎて衝動を瞬時に爆発させる事ができないから。だから「誰でもよかった」という言葉を額面通りに
受け取るのは疑問だ。

キレる人間を育てていったのは誰なのだろうか。
親だけではなく、成長の過程で出会った人たちとの関わりが育てているに過ぎない。



想像以上に、いまひとりひとりが弱くなっている。



社会に不安定な要素が多すぎる。その不安に押しつぶされそうになり、見えない不安を解消するため、見える誰かを追い込み、傷つけ、排除し。そうしてどうにかやり過ごしている気がしてならない。


結局、傷つけられないように、深入りをせず。その結果コミュニケーションをとるということ自体を避けてしまう。

さらに耳障りの良い言葉だけを選んで、思いのこもったそうじゃない言葉を刃と思い込み。


これじゃ良くなりようがない。最終的に追い込まれた人たちは、犠牲者から加害者へとなる。


こうなったのはいつからなのだろうか。
何が原因なのだろうか。

問題があると言われている世代にフォーカスするのではなく、その世代を育ててきた人たちの中に潜む原因を探らないで、解決できるとは思えない。

だからこそ、子育て支援ではなく、親支援なのだとおもう。

一日30品目のものを食べさせないといけない。なんていう不要なストレスを与えるような情報ではなく、今問題になっていることの背景にある原因を探り、それを解決するための手段になるような、そんな支援の形ができればいいなとおもう。

10年後、20年後、未来を変えるためには、今を見直さなくては、とそう思う。

閲覧数4,860 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2008/07/30 09:50
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2008/07/30 12:26
    。iRiさん
    親は子の鏡
    とはよく言ったもので、親が心に余裕を持って生活をできないと、その子も同じになってしまいます。私も「親支援」が必要だと思います。
    以前、電車の中で自分の就学前と思われる子どもに「おまえがいるから・・・」とさんざん愚痴っている母親がいました。辛い思いをしているのかもしれませんが、それを我が子でなく誰か相談できる人が必要だと思います。
    そういう親を見ている子どもは、やはり同じようになってしまうでしょうから。

    子育てが孤独にならないようにするには、母親だけでなく父親の存在も大切です。
    よく、うちの夫はよく手伝ってくれるという言葉を聞きますが、父親が子育てを“手伝う”といった時点から、父親にとって子育ては人ごとになってしまいます。一緒に子を育ててこそ、その子の親です。
    そんなことが自然と認識できる親になりたいですね。
    次項有
  • 2008/07/30 13:17
    。iRiさん

    メッセージありがとうございます。
    いままでも、子育て支援を通じて親支援はされてきましたよね。
    結局子育て支援は、子供を育てるための支援で、それは親に対する支援ほかなりません。なのに「子育て」という言葉にくくったことが、本来の親へのサポートということを曇らせてしまったような気がします。

    本当にできればいいなあ、と思うのが、子供を育てるための親を全面的にサポートする、子育てのために広く街で、企業を含む社会で支援する仕組みが必要なのでは、という考えです。
    ですので、子供を育てるための環境づくりを支援するというのが、本当は目指すところなんだろうな、と思います。そのためには、iriさんがおっしゃる通り、子育てを手伝う父から、一緒に子育てをする父が、一緒に子を育ててこそその子の親であるという認識を持った父が増えないと、ですよね。
    次項有
  • 2008/08/01 08:02
    hopeさん
    こんにちは。
    会合出席ありがとうございました。

    親支援、ってやるべきことを明確にうたっていて、いい言葉ですね。

    ちまたにあふれている「子育て~」、をすべて「親」に変換してみる。

    「あなた」という人のうち「子供を育てている機能」だけ支援します、というのでなく、身近な生活の場においては、その人まるごとを受け止めたり表現できたりしないと、実は救われない気がします。
    もちろん甘えるつもりはないけれど・・。「親をどういうふうに支援する?」という当たり前の視点をクリアにしている必要がありますね。
    次項有
  • 2008/09/14 22:07
    農林大臣さん
    今回の毒入り輸入米について、現在の農林大臣がテレビ放映で、
    「体に害にならないと断言できる」
    「消費者の立場だけで判断しては困る。
    生産者の立場も考慮して欲しい」
    と堂々と発言している。
    これは、中国の毒入り餃子と同じ論理で、社会保険庁の現状と同じである。
    これらの発言は、靖国神社の参拝に対する発言と相通じているので
    びっくりである。
    農林省の役人に毎食毒入り輸入米を食べてみてもらってはどうでしょうか
    次項有
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