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2008年02月19日(火) 
超、プロな方にコメントをいただいた。しかも、地図の重要性にまで言及いただいた。
ちょっと、緊張してきたぞ・・・。

【死にたくない】

「救援する側」に立つために、最も重要なことは「救援される側」にならないことである。
もちろん、死んでしまっては「救援する側」に立つことはできない。
できれば、怪我もせず健康体であることが望ましい。
例え怪我をしても、「救援する側」に立つ覚悟がある人は、何かできることを探して活動するでしょう。
地域力とは、そんな気概の総和だと思う。

神戸での死因のTOPは、圧迫による窒息死らしい。
火災によるものもあるが、その前に窒息していたと考えられるケースもあるようである。
不幸にして家が倒壊しても、意外と隙間ができるためにそれだけでは致命傷になるとは限らない。
家が人を押しつぶすのではなく、家具が覆いかぶさって、その上に家が乗ってくる。
神戸では時間的に、寝ている状態に重いタンスなどが覆いかぶさってきたものと思われる。
強く胸を押されると力がでないため、そのタンスなどを支えることは難しいらしい。

そう、阪神・淡路大震災と新潟県中越地震の違いは発災時刻の差。
地域の差も大きいが、寝ている時に被災するケースと、起きている時に被災するケースでは、大きな違いがありそう。
私も一度寝てしまうと少々のことでは起きないようだ。やばい。
目が覚めたら、この世には居ないということになりそうだ。

つまり、寝ている状態の安全確保は非常に重要だということである。

寝ている状態を一番安全にするには、ベッドを鉄枠で囲むのだとか。うーん。
現実的に無理な場合、次の3つはチェックしよう。
・自分の寝ている部屋にはタンス類を置かない。置くなら必ず固定しよう。そして、寝ている人の方へ倒れてこないように置く向きに気をつけましょう。
・タンスなどの上にはものを置かない。置く場合は落ちてこないようにすること。
・最上階に寝るようにする。

空襲で焼け出された祖父母たちは、長田区に土地を借りて家を建てた。大きな石の上に柱を建てた家だった。
もちろん、いとも簡単に地震で潰れた。それでも無事だったのは、一階が印刷機械室だったため、2階で寝泊まりしていたので命拾いしたそうだ。道路の大きさも効果があり、延焼を防いだ。印刷屋だから紙が豊富にあることも心配であるが、隣が靴のゴム工場だったため、もし引火していたらひとたまりもない。

まずは、安全に寝るために何ができるか。寝るときにチェックしてみて欲しい。

P.S.
私の部屋にはタンスを置いていない。軽量の網型ラックのみ。でも、天井に扇風機付きのライトがある。木造の部屋にしては重量もありそう・・・。一応、釣り糸で2方向から引っ張ってあるが・・・。


閲覧数4,755 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2008/02/19 10:03
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2008/02/23 00:05
    鉛筆nozakinさん
    台風や洪水、雪害に地震といろいろなことに対応しないといけいないのですね。日本は。
    自然災害ではないですが、原爆を経験している唯一の国でもあるし。

    こんな事も強みにできる日本にしないと。
    次項有
  • 2008/02/22 12:40
    三平政好さん
     野崎さんの回転の速さに脱帽です。
     今回の日記で、地震被害は、発生時間によっても大きく様相が変わること、対策を考えるには、より危険な状態を対象として考えることが重要なことに気がつかれています。一言、加えると阪神淡路と中越地震の違いは、建物構造の違いも指摘されています。
     阪神は台風に備え思い屋根の家が多いそうで、特に被害が大きかったのは文化住宅という古い木造のアパートで、ここには、高齢者と学生が多く暮らしていて、この年代の死者が多いことが特徴的です。
     一方、中越は、雪の重みに耐える太い柱、梁の頑丈な家が多いことも、建物被害の違いにつながっていると言われています。いずれにせよ、弱い家は壊れるのです。被害は、このように時間や地域性に大きく影響されるものなのです。ここでも、地図の力が役立つと思います。
    次項有
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