内閣府に中央防災会議という組織があります。 中央防災会議は、内閣の重要政策に関する会議の一つとして、内閣総理大臣をはじめとする全閣僚、指定公共機関の代表者及び学識経験者により構成されており、防災基本計画の作成や、防災に関する重要事項の審議等を行っています。 この中央防災会議の中の専門調査会として「大規模水害対策に関する専門調査会」があるのですが、 「大規模水害対策に関する専門調査会」 http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/suigai/index.html この大規模水害対策に関する専門調査会で、今まで地震による災害対策を対象とした専門調査会はありましたが、水害を対象とした専門調査会を開催するのは今回がはじめてだそうです。 さて、その専門調査会で先日(1月23日)記者発表されました。 大規模水害発生時の課題に関する検討の一環として、荒川堤防決壊時における地下鉄等の浸水想定について検討を進め、その結果についてとりまとめたものです。 1)200年に1度の発生確率の洪水により、北区志茂地先で堤防が決壊した場合 2)200年に1度の発生確率の洪水により、足立区千住地先で堤防が決壊した場合 3)200年に1度の発生確率の洪水により、墨田区墨田地先で堤防が決壊した場合 4)約1000年に1度の発生確率の洪水により堤防が決壊した場合 タイトルに書いた「地下鉄17路線、97駅、延長約147kmが浸水」は1)のケースです。 当然、堤防が決壊する場所によって、また、河川の排水施設が稼働する場合と全く稼働しない場合で、浸水する駅は違ってきます。 そして、事前に行う対策によっても状況は違ってきます。 記者発表資料「荒川堤防決壊時における地下鉄等の浸水被害想定の公表について」 http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/suigai/090123…_kisya.pdf |