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2009年06月16日(火) 
■ G30で減った横浜市のごみ
 横浜市では、2010年度のごみの排出量を01年度に比べて30%削減する「G30」に取り組んできました。
以前の横浜市では、資源ごみの分別はほとんど行われていませんでしたが
「G30」によって資源ごみの分別回収も行われるようになり、
2005年度には5年も前倒しで30%削減を達成。
2つの焼却工場が廃止になり、
1100億円の経費が削減されて、
排出されるCO2も63万トン削減されています。

■ だけど減らないごみ・リサイクル予算
 横浜市の2009年度予算での、市民ひとりあたりの支出は約375,000円。
このうちごみの処理や減量にかかる費用は、
市民ひとりあたり15,000円あまり、率にして約4%です。

これは市民活動・区行政の運営費用に匹敵し、
消防・救急に必要な費用をうわまわっています。
(横浜市発表のデータにもとづく)

「リサイクルは環境によい」と思われていますが、
「燃えるごみ」が「資源ごみ」にかわっただけでは、
処理にかかる費用はかわりません。

むしろ増えることが多く、
「リサイクル貧乏」に陥っている自治体もかなりの数にのぼります。

東京の一部の自治体では昨年度、ビニールごみの分別回収をやめて、
焼却処分にしてしまったところがあります。
これもリサイクル費用の問題が大きく関係しています。

 このまま資源ごみが増え続ければ、
市民活動・区行政の運営予算や学校・生涯学習の予算、
ひょっとすると消防・救急の予算が削られることになってしまいます。

閲覧数4,334 カテゴリ日記 コメント13 投稿日時2009/06/16 20:56
公開範囲外部公開
コメント(13)
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  • 2009/06/18 00:51
    rikoさん
    大企業と中小企業では違いがあるようですが、
    税の仕組みが利益を追求せざるを得ない企業活動にさせているように思えます。

    目の前からごみはなくなっても地球にはあることを前提にするのが大切に思えます。
    次項有
  • 2009/06/18 12:52
    >Rikoさま

    たとえばドイツでは飲料品にリユース容器を使うことが法律で義務づけられています。

    ヨーロッパ条約では一時、このような条例は非関税障壁ではないかと問題になったのですが
    その後、環境配慮は非関税障壁とは見なさないと
    ヨーロッパ条約そのものが改正されています。
    次項有
  • 2009/06/19 00:26
    rikoさん
    > がくさんさん
    ドイツは環境先進国と聞いたことがあります。
    エコ製品のみを扱うデパートもあるようです。

    ハイブリッドカーが注目されていますが、電気のごみが気になります。
    次項有
  • 2009/06/19 13:41
    >Rikoさま

    個々の技術を見れば
    まだ日本が進んでいるかもしれないものもあります。
    しかしながら
    ドイツは、社会のしくみとして
    環境配慮を進めていこうとしているところが
    進んでいます。

    どんなにすぐれた環境技術があっても
    それを広めていく社会的なしくみがなければ
    いつまでたっても広まりません。

    たとえば太陽熱温水器は
    日本では30年も前に技術が確立していますが
    なかなか設置が進みません。
    社会的に応援する仕組みがないからです。
    次項有
  • 2009/06/20 08:52
    > がくさんさん

    >現在の資本主義は、
    >廃棄物や排出されるCO2の処理を
    >経済活動の必要経費と見直す必要がありますね。

    これが、暴走して突き進んだ話を書いていた
    小説がありました。
    エコノミストならぬ、カーボニストとよばれる
    人が登場します。

    シャングリラ

    だったかな、アニメにもなるようです。



    ドイツは建物を建てるときに、申請を出すと
    建物ができた時の風の流れを考えるために
    風の流れを測定するそうです。

    その結果、場合によっては建築許可が下りない、
    建物の高さの制限が入るなどあると。
    そういう部分でも、環境を配慮してるそうな。

    確かに、環境先進国ですよね。

    次項有
  • 2009/06/21 21:55
    >shin(いしばしぃ)さま

    ドイツは建物は私的財産権が制限されていて
    景観上の観点からデザインも強く規制されています。

    日本も銀座の表通りは
    かつてはビルの高さが規制されていて
    美しいスカイラインを保っていたのですが
    規制緩和に乗じた外資系(信じられないことにヨーロッパ系)が
    スカイラインをぶちこわす商業ビルを建ててしまいました。
    信じられん(ぶ然)。
    次項有
  • 2009/06/22 16:29
    > がくさんさん

    う~ん、、、

    それを言うならもっと身近な

    馬車道

    の景観運動はどうなったんでしょうね(^-^;
    電信柱をやめ、地下配線にし、ビルなどの
    外観は茶色系にするとしていたのに(^-^;

    今はなくなっちゃいましたが
    馬車道というか関内の丸井の
    看板すら赤でなく、茶色にさせていたのに・・・

    続けること

    そして、守るものは守っていく

    というのが大事ですが、難しいのでしょうか?

    次項有
  • 2009/06/22 18:22
    >shin(いしばしぃ)さま

    がくは横浜ではまだ新参者です。
    情報をありがとうございます。

    コイズミ行革の規制緩和が
    必要なルールまで破壊してしまった
    ということでしょうね。

    これからは
    必要なルールは市民の手で作る
    そう、ありたいものです。
    次項有
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