10月30日(土)、台風接近の雨の中を 映画「ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌仲ひとみ監督)を 西葛西図書館で見てきました(足温ネットえどがわの主催)。 対岸に上関原発がつくられようとしている山口県祝島の人々の生活が主役。 あいもかわらず電力会社の札束(原発補償金など)が、地方の生活を壊している。 それにも負けず、祝島の人たちは、原発に頼らない生活をつくろうとしている。 地元産のひじきをウエブで通信販売している。 地域資源でエネルギーをつくっているスエーデンの事例や、 東京都が青森県の自然エネルギーを購入する、新たな動きも紹介されている。 原発の落とす金が地域を幸せにするわけではないことは もうはっきりし始めているのにもかかわらず 目の前に金を積まれると弱いのが人間。 ところが 祝島の漁協は、中国電力から振り込まれた補償金を即刻送り返したという。 映画で印象に残ったのは 推進派だった父親に反発して北海道の農場で働いていたが 父亡き後に島に戻った農家。 荒れた田畑に豚を放って 土地を回復させようとしている。 一方で 上関の浜では原発建設用地の埋め立て工事が いまでも進められようとしている。 |