3.11 東北・関東大震災。
子供たちの多くは学校にいたり、下校時だったりして、保護者のいない中で被災をした確率が高く、保護者が帰宅困難となり、携帯不通などの事情で安否確認すら取れないまま学校などで不安な時間を過ごした子供も多いことと思います。
私の娘も、保育園の遠足先の鶴見区で地震に会い、港南区までバスで4時間近くかけて帰宅してきました。
先生達の献身で、帰ってきた時は満面の笑顔で他の子供たちも元気な様子でしたが、その間の不安はとても大きかったであろうと思います。(そのためかどうか日曜朝から発熱しました。)
テレビは一様に地震の惨劇を伝え続け、大人の緊張も敏感に感じ取る子供には一息つける「日常」が必要と思い、自宅では基本的に必要情報はPCからインターネットで取得し、テレビはDVDや録画番組、ケーブルテレビの専門チャンネルにしています。
そんな中、昔一緒に仕事をした市立学校の先生が、子供の心のケアについて自身のブログで呼びかけをしています。
http://go-public.tomosen.net/?eid=44 私もまったく同感ですので、引用貼り付けいたします。
(ともお先生、ありがとう。)
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【心のケアをよろしくお願いします】
各小学校では、6校時終了間際や、下校にさしかかった頃に大きな地震がありました。
保護者の皆様や、子どもの近所に住む方々のご協力によって、子ども達の安全が確認でき、保護することができました。
保護者が帰宅困難な家庭の子どもは、学校にとめおき、保護しています。
子ども達は友だちや教員の前では、気丈に振る舞っていますが、どの子もかなりのショックと不安を抱いています。
先に帰ってしまった兄弟のことや、親のこと、親戚のこと、余震のこと、自分のことに不安をめぐらせています。
家庭では、子どもが退屈そうにしているかもしれません。
テレビもCS放送でもなければ、全てが地震情報です。
非常事態を真剣にすごさせるなど、無理をさせないでください。
非常事態はあと何日続くか分かりません。
子どもに今大切なのは、気を紛らわすことや、安心と安全の保障を心まで浸透させることです。
たくさん声をかけてあげてください。
優しく声をかけてあげてください。
一度ではなく、定期的に、何度も声をかけてあげてください。
教育ではなく、愛情を伝えてください。
大人たちの真剣さを、今教育する必要はありませんが、
近所の人と助け合ったり、声をかけあうことに、一緒に参加させてあげてください。
助け合うこと、励まし合うことの大切さを経験させてあげてください。
それと同時に、子どもが気を紛らわすことのできるものを与えてやってください。
子どもの日常を少しでも確保してやってください。