日本建築学会が雨水利用を進めようと 昨年度から雨水利用システム規格小委員会を設置し その委員をやっています。きのうもミーティングがありました。 雨水利用は 1.集中豪雨の際に振った雨水をためておくことで、下水が逆流して洪水になるのをふせぐ。 (1時間に30ミリ近い雨が降ると、下水道の排水能力を超え、洪水になります) 2.雨水を散水、洗車、トイレの流し水に使うことで節水になる。地球温暖化防止につながる。 (水道水は電気ポンプで給水しているので、水道の垂れ流しはCO2をたくさん排出することになります) 3.地震などの大規模災害のときは、ためた雨水が生活用水になる。 (新潟県中部沖地震などでは、飲み水の支援物資はすぐに届くが、トイレに流す水がなくて、みんな困っている) ということから 雨水利用はすごく有効なのですが 自治体によっては、雨水タンクを設置するための助成金がなかったり 助成金はあるけど、どこにいけばもらえるのかわからなかったり 工務店が全然知らなかったり と 問題が山積しています。 学会として、問題解決の方向付けをしようと 現在取り組んでいるところです。 |